人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

師匠の教え

時代の哲学

Audible 渉猟。 現代思想入門 (講談社現代新書) 作者:千葉雅也 講談社 Amazon 本好き界隈ではちょっと話題になっていたと思う本。 著者のことはよく知らないけれど、同年代の先生であり、なんとなく親しみを感じてしまう。 現代思想と銘打っているが、要する…

伝承

小生が20代の頃は銀行に勤めていたが、事務処理をたくさんやっていた。 複写式のドキュメント類が何種類もあってね。 お客さんに記名捺印をしてもらう。 一枚目は原本として証跡・契約書同等のものとして保管される。 二枚目以降が伝票、処理部門が手続きを…

大人の嗜み

stand fmというアプリでカルペディエム石川代表の配信を聞き続けている。 先日、古い配信を聞いていた際、年齢を重ねればどんどん弱くなっていくのに、柔術の稽古を続ける意味はあるのか、という質問に対し、石川代表が強く答えていたのがとても印象に残った…

演武会雑感

昨日は運営に関わる合気道道場が所属する団体の演武会だったのである。 35周年というキリもあって、招待客も多く、なんだかんだで関係者で一年かけて準備してきた。 当日は開会4時間前に集まり、毎度ながら「こんなに早く集まる必要があるのか?」と思いつつ…

最近の合気道雑感

合気道には一部に杖術がありまして。 単独の型だと師匠からは主に岩間で伝承されてきた十三の杖と三十一の杖、山形で伝承されている七十五の杖を教わっている。 岩間には二十二の杖というのがあり、前から認識していたのだが、最近YouTubeで検索して真似して…

これは悩みが深い

武術研究。 新版 クラヴマガ 作者:クラヴマガ・ジャパン 三交社 Amazon クラブマガというのはイスラエルの格闘術でね。 打撃も投技も寝技もあって、ナイフや銃を持った相手を想定した練習もあったりして、要するに軍隊格闘技なんだな。 スパーはなく、型稽古…

他人の評価と生きていく

会社での評価は、業務上の成果もあるけれど、結構な割合が上司からの評価である。 360度評価も併用している会社はあるが、いずれにせよ他人の評価。 ベストは尽くしているつもりでも、結局最後は人が決める。 絶対音感を持つ人が多くないように、人の評価を…

子と孫の違い

武術、合気道研究。 合気道独習教本 改訂版 作者:植芝 吉祥丸 東京書店 Amazon ほんの気まぐれで二代目道主の技に興味を覚え、中古で探して買ってみる。 微妙に現在の指導内容とも違ったりしていて、なんでそうなったのかも含めて興味深い。 詳細は小生のク…

全てを極めるには人生は短すぎる

Kindle unlimited渉猟。 KIMURA vol.0 ~木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか~ 作者:増田 俊也 双葉社 Amazon 木村政彦先生の有名な評伝の漫画化。 全13巻かな。 読者置き去りで感じたことを書こう。 ブラジリアン柔術でセコセコ練習している、亀返しから…

ちがった・・・

武術研究の一環。 [新装版]全訳「武経七書」3 六韜 三略 作者:守屋 洋,守屋 淳 プレジデント社 Amazon 源義経の師と言われる(伝説)鬼一法眼が修めたのが六韜。 師匠が「二八も十なり、四六も十なり、五々も十なり」という剣術の言い伝えを仰っており、色…

見たいものを見ると言うが

武術研究。 四股鍛錬で作る達人 作者:松田哲博 BABジャパン Amazon 四股はまぁ亡き師匠も推奨していたし、本書にも出てくるが昭和の達人大東流の佐川先生も習慣にされていたので、前々から折りに触れて取り組んではいたんだけれども。 本書は元力士で現役…

自分でテーマを考え、練習する

ブラジリアン柔術を始めたのは、自分の興味もあるけれど、合気道へのフィードバックを期待していたこともあった。 合気道へのフィードバックは、自身の修行や技の展開もあるけれど、道場運営や指導法の改善も狙いに含まれている。 そんな感じなので、ブラジ…

不都合な真実

一昨日の在宅勤務を終えて、夕食の買い出しに中一の娘と近所のスーパーに行ったんだよね。 ちょっと急いでたもんだから、「じゃあ走るか」と娘の方から言い出し、珍しいこと言うもんだと思って走っていったのである。 お、なんだこいつ早いじゃないか・・・…

21世紀の弁証法

Kindle unlimited渉猟。 フローとストック 世界の先が読める「思考」と「知識」の法則 作者:細谷 功 KADOKAWA Amazon 細谷功先生におおむねハズレなし、ということで。 ということではあったのだが、この本はすごい本である。 これまでも説いていた具体と抽…

勝手に育つ

習っているブラジリアン柔術の先生と、レジェンド中井祐樹氏が飲み会で「強くなる奴は勝手に強くなる」と言っていた話を関係者が呟いていたのを見た。 指導者としては身も蓋もないコメントなので、公言はされないと思うが、だからこそ本質なんだと思う。 合…

いい加減な大人になりたい

いつも聴いている朝のラジオに吾妻光良さんが出ていた。 知る人ぞ知るブルースギタリストなんだけれど、コミカルなビッグバンドを率いてもいる。 プロを目指していたけど、諸所の事情でサラリーマンになり、その傍らで週末バンド活動をして、40年かけてアル…

道場はコミュニティなんだ

合気道の道場運営に携わっている。 道場生、お客さんとしてブラジリアン柔術の道場に通っている。 道場は強くなるために通うのであって、お友達探しに行くわけじゃないとずっと思ってきた。 いろんな人がいるし、人生の中でごくわずかな時間しかかかわらない…

師匠は二人

「少林寺木人拳」って映画を知ってるかい? 我々アラフィフ世代の男子はそれなりに知っていると思うけど。 ジャッキー・チェンの初期のヒット作で。 ある目的を秘めて少林寺で修行する青年が、たまたま出会う洞窟に幽閉された囚人と、同じくたまたま出会う少…

和の武道

古流柔術の研究なんかしていると、「え、こんなのマジでやるの?」というようなエグい技が出てきたりする。 「死ぬじゃん」ってまぁ殺すための技術体系なんだから当たり前なんだけれど、現代社会では覚えたって使うタイミングがないし、戦国時代だって実際に…

師匠を超える

昨日の中井祐樹氏のエッセイで取り上げたが、彼のスタンスは、弟子は師匠を超えるものであり、新たなやり方を見つけていくもの、というもので、武術の世界に居る者として、とても考えさせられたのである。 まずもって、お前は師匠を超える意気込みで取り組ん…

格闘技との向き合い方

関連書籍を追う。 希望の格闘技 作者:中井祐樹 イースト・プレス Amazon 格闘家、中井祐樹氏のエッセイとでもいうのかな。 氏が記した「新・バイタル柔術」を読んでおり、その中のコラムも格闘技・武術修行者にとって勇気を与えてくれるものだったが、本書も…

伝承は形をかえて

Kindle unlimited渉猟。 木村政彦 柔道の技 作者:木村政彦 イースト・プレス Amazon 復刻版なんだね。 解説でブラジリアン柔術の先生が説明してくれている。 ちょっと格闘技に詳しい人ならわかるけど、今の柔道とは違うコンセプトというか。 技は違わないん…

プロの仕事の壁

ブックレビューを眺めていたら unlimitedだったので読んでみる。 和食屋が教える、旨すぎる一汁一飯 汁とめし 作者:笠原 将弘 主婦の友社 Amazon 料理本はブックレビューになるのか。 まぁいいや。 うまそうである。 日本人の心に刺さる料理の数々だし、なん…

伝統はあっという間に消える

武術研究。 青木真也の柔道&柔術入門 作者:青木 真也 晋遊舎 Amazon きっかけは、これを 藤原喜明のスーパー・テクニック: 最強の関節技全公開 作者:藤原 喜明 講談社 Amazon 買おう買おうと思って寝かせていたら、プレミアがついてしまって買えなくなってし…

成長を楽しむ

Amazonか何かでおすすめされ、図書館で借りる(なんだそれ)。 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる― 作者:為末大 新潮社 Amazon すごく雑に言うと、「守破離」の概念を為末氏の経験と考察、その道の経験者たちとの対話を通じて再構築したような本。 遊→…

基本と応用

合気道研究(立て続け)。 規範合気道 (応用編) 作者:植芝 守央 合気会 Amazon 基本に続けて応用である。 マニア的にはコンプリートしたね。 「応用ねぇ・・・、まぁ応用といえば応用か・・・」という印象。 だが、基本と応用って何が違うんだっけ?というの…

大事なことは誰が教えるのか

合気道研究。 改訂新版 規範合気道基本編 作者:植芝守央 出版芸術社 Amazon ま、なんというか。 技の連続写真で丁寧に解説されている。 「そうだね、そうだね」とか「おお、今の本部はこんな感じなんやな」とか。 良いも悪いも、これが合気道の正解なのだか…

たかが競技、されど競技

オリンピックが始まる。 多分あんまり観ないのだが(笑)、女子柔道48キロ級の角田選手は楽しみにしている。 一応柔道ということになっているが、ここしばらくの勝ちっぷりを見ていると、ブラジリアン柔術のテクニックで勝っているように見える。 ブラジリアン…

オカルトは困る

武術研究。 月刊 秘伝 2023年 05月号 [雑誌] BABジャパン Amazon 本当に買ったのは4月号で、「負けない合気道」とのことだったのだ。 で、パラパラ見るのだが、開祖の宗教的な解説が入ると、どうもオカルトっぽくなる。 今の物理学を超えた力が存在すること…

キレてもしょうがない

中学生の娘は日々成長しており、大人の入口に立っている。 ま、ストレートに言えばもはや子供のように可愛くないということだ(笑)。 小さい頃から続けているピアノはレベルが上がり、毎日の練習でも上手くいかずイラつくことが多くなった。 姿勢も悪いし指番…