人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

日常からの強さ

先日読んだ「間宮林蔵」には、若かりし頃の間宮林蔵が学んだ師匠にあたる役人が出てくる。

間宮林蔵の健脚はその師匠にならったもので、その師匠は測量で1日何十里と歩いたらしい(ほんとかよ、であるが)。

 

歩く速さも尋常ではなく、街道でも目を引くし、幼い間宮林蔵は時折走らなければ追いつかないほどだった。

競歩かよ、という話。

 

師匠も生前、昔の人は深川から品川くんだりまで歩いて飲みに行き、また歩いて帰ってくる、そういう健脚が強さを作ったんだとおっしゃっていた。

昔読んだ本に、ロシアの家庭には鉄棒が据えつけてあって、それで懸垂などして鍛えるんだそうな(ほんとかよ、であるが)。

 

そういう日常からの強さって、何かの格闘技が強いとかの、わかりやすい強さとはまた違った魅力があるよなぁ。

やたら粘り強いとか、やたら持久力があるとか、やたら握力が強いとか、そういうマニアックなやつ(笑)。

 

強さも色々あるなと思って、とりあえず歩く速さを上げてみることにする。

まぁ、ご参考ということで。