人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

最近の若者は

世間一般では若手と言えなくなった今日この頃、たまたまクライアントの新人さんとご一緒することが多くなった。 皆さん大変優秀だし、いろいろなことをご存知。 我が身を振り返ると恥ずかしいばかり。 ところが、時々「あれっ?」と思う瞬間があって、小生(…

情熱は伝えられない

今日お仕事でご一緒し、お聞きした会話の中にあったフレーズの一つが、タイトルの「情熱は伝えられない」というもの。 ホントに仰る通りだなぁと思う。 もともと持っていたにせよ、何かのきっかけで火がついたにせよ、人から「情熱を持て!」と言われて情熱…

汎用性と独自性

キャリアでもビジネスでも、広く受け入れられやすい汎用性で展開して行くか、誰も備えていない独自性で勝負するか、という戦略上の大きな判断がある。 大概は、どっちつかずの中途半端な立ち位置になってしまうようだが。 汎用性を追求すると、食いっぱぐれ…

目に見えないものに思いを馳せる

仕事を通じて、いろいろな世界の、いろいろなバックグラウンドの人とお会いするのだが、業界のディープなお話を聞くたびに、「へーっ!」と感心することだらけである。 新規事業開発周辺で言えば、自分たちがきっと重大な問題だろうと考えていたものが、業界…

たかがプレゼン、されどプレゼン

新規事業のお手伝いをしていると、その役割の一つとして、プレゼンテーションのブラッシュアップも担うことが多い。 プレゼンが上手じゃないと、初めて事業案を聞いた人には内容が伝わらないし、聞き手からは、「そんな初歩的なこと、死ぬ程考えたさ!」とい…

交渉にはタイミングがある

交渉術一つとっても、幾らでもモノの本が出てくるから、多くを語るのもどうかと思うが、重要な事が一つあるとすればタイミングである。 こちら側の意向を伝え、相手方に譲歩を促したいとして、どのタイミングで伝えるか、という話だ。 相手が一定規模の組織…

プレーンなコミュニケーションとプレーンな仕事

人材紹介の仕事をしてまだそれほど年数が経っていなかった頃の話。 主にベンチャー企業のオーナー経営者をクライアントとしていたのだが、日々の仕事は、ボヤッとしたオーナー経営者のやりたいこと、求めることを、如何に先回りして考え、擦り合わせをし、言…

「早帰りデー」では労働時間は短くならない

長時間労働の弊害から来た痛ましい事件などを受け、残業時間を削減させる各種施策についてのニュースが多い。 消灯時間を定めたり、「早帰りデー」を設定してみたり、色々昔から取り組まれているのだが、それで効果を上げられるのは、「なんとなくダラダラ残…

心の健康を保つためには

日々の業務に対するモチベーションは、一定ではない。 高い時もあれば、低い時もある。 低い時期が長くなると、言うまでもなくよろしくない。 戦略的には、モチベーションが高くなるような仕事に業務を寄せていく、というプロセスを、時間をかけて進めていく…

あるエグゼクティブとの会話

■先方 大手企業に新卒入社し、現在主要子会社の代表を務め、もう直ぐ定年を迎えられるというステータス。 人事からセカンドキャリアの斡旋を受ける可能性はあるものの、それ以外の可能性も探りたい。 ■当方より ・キャリアは一般的に、やりたいこと、やらな…

金は使う方が難しい

お金を稼ぐのと使うので言うと、個人的には使う方が難しいと、常々思っている。 企業経営、事業展開では特に。 仮に年末ジャンボ宝くじが、一等前後賞併せて10億円(?)が当たったとしよう。 一家が一生食べていくには十分すぎる額だ(年間1000万円使っても…

次のステップに踏み出すなら、ちゃんと前向きな総括をしてから

転職を含め、人生の節目が訪れた時、次のステップに踏み出すための決断をすることになる。 多くの人が、現状が厳しいと、外部になんと言おうが、本音のところではネガテイブな感情が支配していると思う。 もちろん、そのネガテイブな感情を否定するつもりは…

「もっと具体的に」という質問に、具体例で返してはいけない

「もっと具体的に」という質問は、形のないもの、新しいもの、抽象的なものの説明を重ねていく場面で、良く出てくる。 「もっと具体的に」という要求に対して、真面目に具体例を返す、というのが一般的だが、それでは足りないと思っている。 もちろん、具体…

すべての先人は打倒すべき存在である

なんだか階級闘争のような話で恐縮だ。 会社組織の中では、当然偉い人というのは存在する。 その偉い立場から得られる知見をもとに、平場の人間の更に上を行く見識を披露したりもして、平場の人間は、めげそうになる。 しかし、いま偉い人というのは、過去の…

可能性を拾う

日々、色々な人とお会いし、色々なビジネスについてのディスカッションをしているが、個人的に意識して心がけていることがある。 それは、「可能性を拾う」ということだ。 良いところを見るようにする、と言ってもよい。 どんなに素晴らしい事業も、どんなに…

アドリブを恐れない

クライアントと顧客心理の「深掘り」のセッションをした時のお話。 ターゲット顧客は20代である。 いろいろインタビューを重ねていくと、女性は自由なことがわかる。 最近ますます自由な気がするが、小生が20代だった頃のことを振り返ると、昔からずっと自由…

最適化とイノベーションと

こんな記事があって。 http://blog.livedoor.jp/tokyojohodo/archives/9377839.html オペレーショナルな業務に習熟していくと、案外簡単なミスを起こすよね、とでもまとめれば良いだろうか。 仕事の場面では、効率の追求や最適化というのは、まずもって重要…

「軸」とは何か?

人生においても、キャリアにおいても、企業経営においても、「軸」がある、「一本通った筋がある」ということを良しとする風潮はある。 そのことが本当に良いのかは一旦置いておくとして、「軸」とか「一本通った筋」とは何であろうか? スタートアップや新…

プロが居ない

日本の会社の現場というのは、時としてプロフェッショナル不在になることがある。 プロパー主義で、ジョブローテーションが当たり前の会社に良くあるのだが、所謂一般職、事務職の職員は長く勤務しているものの、意思決定や判断を行う社員の経験が浅く、ロー…

若い人材に何を提供できるか?

今日は立て続けに、クライアントの入社1-2年目の人材とご一緒する機会があった。最近よく言われる話だが、まぁそれはそれは優秀で。 自分自身の当時を振り返ると、お恥ずかしい限りである。そんな方々と接する時に、常々思っていることをいくつか。 ビジネス…