人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自己分析と志望動機

小生が新卒での就職活動を行っていた時に、呪文のように言われ続けたのが、自己分析と志望動機である。一体これはなんなのか?腹落ち感がない中で、それでも自分を腹落ちさせるのが社会人になるための試金石なのか?などということを考えながら、無理やりに…

特定の領域を深く「掘る」

転職の相談に乗っていると、比較的多くの方から、「私はこれといって専門分野がないので…」というようなご相談というか、悩みというか、そんなお話をいただくことがある。先日のエントリーhttp://dai19761110.hatenablog.com/entry/2015/11/24/224512にも書…

その会社に行く理由とは?

しばしば、コンサルティング会社の方々から、同業他社の人材を積極的に採用したい、という相談を受けることがある。小生はその領域の経験があまり無いので、いつも困るのだが、なぜ困るかというと、転職希望者から見たときに、同業(競合)他社に「行く理由…

変化のない生活は辛いよね

今日、こんな記事を目にした。http://blog.tinect.jp/?p=18342この先10年、15年とキャリア上の変化がないことを恐れて、転職した人たちのお話である。何を隠そう小生も、この動機で転職したことがある。あまりいい話ではないのだが、このままその仕事を続け…

中途採用とプロパーの壁

たまたまだが、ここしばらく立て続けに、新卒で入社した会社しか知らないプロパー社員の限界、みたいなお話をお聞きする機会が多かった。小生自身も中途採用者として、幾つかの会社に顔を出し、またエージェントとして多くの転職経験者とお話をして、日本の…

本音で話ができる人は強い。

転職の場面も含め、世に交渉ごとは沢山ある。「交渉上手」というと、どうしても駆け引きだとか、ハッタリも含めた、手練手管に長けた人、というイメージになりがちだ。しかしこれは小生の思うところであるが、手練手管の類で交渉を有利に進められるのは、「…

転職をすることが単純に良いことだとも思わないし、悪いことだとも思わない

こんな記事があって。http://blog.tinect.jp/?p=18208あたかも一つの会社で働き続けるのは成長しないかのようなニュアンスを感じるが、小生は全くそのようには考えていない。転職とは大きく環境を変えることであり、そのことは成長につながるきっかけにはな…

「何を」という問いは難しい

転職相談にのっていると、必ず問いかけなければならないのが、「あなたは何をしたいんですか?」というものだ。ある種、鉄板の質問にもかかわらず、自分自身も腹落ちし、聞いた相手も納得する答えを持っている人は、極めて少ない。小生が以前お世話になった…

人は食べたものでできている

キャリアの成長のためには、たゆまぬ努力と、さまざまな機会が必要であるが、自らを変革させていくということは、基本的に可能である。しかし、人を変えようとするのは非常に強いパワーが要るし、変わってくれるのでは無いか、という淡い期待も、通常落胆に…

キャリアのピークを過ぎたことを受け入れる時

月曜日から切ない話をする。大企業勤めの会社員のお話。大企業勤めの会社員というのは、遅くともだいたい40代中盤には、その会社でどこまで出世できるのかというのが、組織のロジックと、これまでの自分の実績と巡り合わせ、そして自身の能力の自覚から、だ…

リスクが気になるなら転職してはいけない

本当に時々であるが、小生のようにたくさん転職している経験を、本当にすごいことをしているかのように受け止めてくれる人に遭遇することがある。再三申し上げているが、負け戦の始末のように転職したこともあるし、若くして転職を数度経験した人間は、絶対…

買い物で失敗しないコツ

小生、何を隠そう大変物欲が強い。Amazonの「欲しいものリスト」は優に500を超える。当然たくさん物を買ったり、買うにあたって「あぁでもない、こうでもない」という議論を積み重ねるのだが、買ってよかったという経験もあれば、失敗したという経験も、数多…

連載200回記念

実は当ブログは、いつまでそれなりのコンテンツを創出できるのか、という小生なりのチャレンジでスタートしたのだが、なんだかんだで200回を数えるまでになった。それなりの期間、エージェントとして過ごした経験をベースにしつつも、小生自身が、数多く転職…

希望条件の整理

転職を考える際、希望条件としてシンプルに整理すると、年収と仕事内容であろう。転職のプロセスが進んでいくと、何処かのタイミングで、エージェントか企業からか、明確な「答え」を求められるので、はっきりさせておく必要がある。なぜはっきりさせておく…

転職者の評価期待と受け入れ側のギャップのお話

転職をすると、新たな環境でうまく適合できるかがそもそも不安な中、できる限り早く成果を出したいと考えているし、出した結果を実際、形の上でも評価されたいと思うのが常である。「形の上で」というのは、昇給だったり昇格だったり、ということだ。会社の…

転職先での活躍・評価を、不必要に恐れることはないという件

あるベンチャーの経営者とお話しした際の話。上場を目指して、中途採用を続けていくなかで、いよいよ上場が間近になってくると、応募してくる人材の質が格段に上がってくる、というのが実感値であるそうだ。そうなると、既存のプロパー社員の方々は、中途の…

正しい行いをせよ

本日、小生のSNS界隈を賑わせたのは、なんといってもこちらの記事であった。http://chikawatanabe.com/2015/11/04/cia_sabotage_manual/本当のところは定かではないが、CIAが敵国の中枢組織を妨害するために、官僚主義的な考えを浸透させ、文字通り大企業病…

面接で「お見送り」になってもへこたれない技術

と、タイトルでブチあげるほど、たいそうな話ではないのだが。面接で「お見送り」になる際、その理由というのは、大きく分けると能力に関わる部分と、広く相性の部分と、二つに分かれる。まず、能力の部分だが、本質的な業務遂行能力の話と、面接のプレゼン…

理念を求める。

理念というのは、会社のそれにせよ、個人のそれにせよ、得てして綺麗事になりがちだ。特に会社も個人も若ければ若いほど、青臭いビジョンで、自身やステークホルダーを巻き込もうとしたりする。しかしながら、そんな上辺だけの理念・ビジョンに飽き飽きした…