人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

人体の不思議

二年くらい前に、スマホと連動する体組成計を買ったのである。 メーカーは中国の名も知らぬところだが、安くて便利だし、多分測定値も正確なんだろうと思っている。 色々数値は出るのだが、もっぱら体重・体脂肪率を気にしていて、二年前に購入した時から、…

薄くて不味いコーヒーには歴史がある

食品と歴史続きでこんな本を読む。 珈琲の世界史 (講談社現代新書) 作者:旦部幸博 講談社 Amazon コーヒーは好きな方だと思う。 スタバの2号店が御茶ノ水にできた時は三日と開けずに通っていたような気がする。 当時は珍しかったエスプレッソをダブルでグッ…

親知らずを抜きます

最近奥歯が沁みるようになってきたので、近所の歯医者に通うようになった。 歯医者に通うのは十年ぶりくらい。 前回は銀座で昔からやっているお婆さん先生で、歯石のクリーニングを手作業でゴリゴリやってもらったのだが、設備も古く中学生時代に通った実家…

伝統とは何か

こんな本を読む。 中華料理の文化史 (ちくま文庫) 作者:張 競 筑摩書房 Amazon 外国文化、歴史繋がりで積読に手をつける。 古代から近代まで大きな括りで中華料理の変遷を解説した本。 所々に著者個人の体験や感覚が散りばめられ、親しみやすさを感じるが、…

人間こそホラー

海外事情の延長で、Kindle日替りセールで入手したこちらを読む。 ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書) 作者:石田勇治 講談社 Amazon 第一次大戦後のドイツにおいて、ヒトラーが如何にして政権を獲り、独裁者となってあの惨事を起こしたか、詳細な文献資…

苦しいものが楽になったりはしない

ランニングの時、速いペースで走ると苦しくなってくる(当たり前だ)。 その苦しいペースの練習を重ねていかないと、速くはならない。 苦しいペースを重ね、だんだんトップスピードやタイムが向上していく。 ランニングを習慣化する前の小生は、ここまでのス…

歴史の読み方

ミャンマーの異文化に触れたので、こんな本も読む。 日本の地政学 日本が戦勝国になる方法 (扶桑社BOOKS) 作者:北野 幸伯 扶桑社 Amazon Kindle日替りセールでレビューも高かったのでポチる。 ロシア在住28年のアナリストという肩書きの人が、どういう…

鎖国が生む国際性?

ちょいとくたびれ気味なので、娯楽を求めて高野さん(さん付け(笑))の本を読む。 【カラー版】ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫) 作者:高野秀行 集英社 Amazon 高野さんの本の良いところは、バカバカしい旅行記・異文化体験でありながら、「ほー」「なるほ…

一生懸命だから面白い

娘が学校のイベントで、人前で何かやるらしい。 といっても校内放送の企画で、一分間にペットボトルの蓋を何個積めるかというチャレンジに上級生と参加するだけなのだが、それなりに緊張しているらしい。 わりとどうでもいいことで緊張するんだなと感心半分…

子育ての終わり

娘も来月で10歳。 女の子は育ちが早いと思っていたし、諸先輩方のお話を聞くに、いわゆる「子育て」らしい「子育て」は10年だろうと予測。 その間できる限りのことをしようと決めて、子育てを始めてもう10年。 やっと10年、という気もするが、それはまぁそれ…

ピークをどこに持っていくか

中年の悪あがきでトレーニングを続けている。 毎朝1時間のトレーニングとジムや合気道の稽古その他というのは、どうだろう、学生時代の部活でもそこまでやっていなかったような気がするし(ダメ野郎でした)、少なくとも身体が出来上がってからでは一番ハー…

誰のためのスポーツ

こんな本を読む。 パッション 新世界を生き抜く子どもの育て方 作者:幸野健一 徳間書店 Amazon Kindle日替りセールに登場し、レビューが猛烈高評価だったので購入。 子育てには一応真剣なつもりだしね。 サッカーを愛し、世界中でプレーし、現在サッカースク…

正しくあれ

こんな本を読む。 天狗芸術論・猫の妙術 全訳注 (講談社学術文庫) 作者:佚斎 樗山,石井 邦夫 講談社 Amazon 師匠が生前、何度か言及した「猫の妙術」。 もっと前から読んでおけよと自分にツッコミつつ、今更ながら読了。 江戸時代の武士が「談義本」という形…

高級文房具

私の尊敬するクライアントの方が、使いこなせる程の組織や事業でも無いのに、高学歴の人材や戦略コンサルタント出身者を雇って本社のスタッフとする行為を「高級文房具」と評していた。 これは本当に言い得て妙。 モンブランの万年筆だからといって字が綺麗…

やりたいことは何時でも言えるようにしておけ

「やりたいことは何ですか?」 この質問は折に触れて自らに問われるものである。 大抵の場合、聞かれてから考えるようでは遅い。 普段から考えておくべきことなのだ。 特にキャリア・仕事に関するものは、日々でも毎週でも良いから考えておきたい。 チャンス…

仕事の価値は遥か遠くにあることも

こんな本を読む。 刑事弁護人 (講談社現代新書) 作者:亀石倫子,新田匡央 講談社 Amazon Kindle日替りセールでレビューも高かったので購入。 一応法学部で刑法専攻でしたし。 表紙の打ち出しとタイトルから、「美人弁護士が弱者のために日々頑張ってます!」…

野性の証明

今朝は小雨。 大雨でも霧雨でもなく、ポツリ、ポツリと降る程度で、風は穏やか。 この程度であれば、いつものとおり走りに行く。 少し身体の重さを感じながら、遅いペースで近所の川の土手に到着し、走り続けていた時のこと。 前方左下の視界に鳩が目に入る…

精神論の害悪

武門に身を置くものとして、一度は読んでおかねばと手に取る。 葉隠 (知的生きかた文庫) 作者:奈良本 辰也 発売日: 2013/11/11 メディア: Kindle版 先生は生前「武道と武士道は違うからね」とおっしゃっていて、特に「武士道とは死ぬことと見つけたり」で有…

真面目にお仕事

こんな本を読む。 仕事と人生 (講談社現代新書) 作者:西川善文 発売日: 2021/03/17 メディア: Kindle版 小生が入行した時の頭取でいらっしゃったんですよね。 内定式と入行式くらいしかお目にかかる機会は無かったが、自伝も拝読したし、その後の活躍も遠く…

とにかくインプット

人間の本質を知り思索のきっかけとなる読書、ということでSFの名作にちょっかいを出していたが、そのテーマで読書好きから必ず挙がるのが歴史物である。 ということで積読を引っ張り出す。 新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫) 作者:井上 靖 発売日: 2014/10…

稽古の組み立て

合気道には武器技の型がいくつか残っていて、毎朝一人稽古を日課にしている。 普段は素振り用の木刀を使っているのだが、ふと思い立ち今朝は居合用の模造刀を持ち出してみる。 が、違和感バリバリ。 剣術という意味では模造刀の方がリアルなはずなのに、木刀…

完璧を目指したその先に

昨日と似たようなタイトルなんだが。 昔、あるコモディティ商品のメーカーをクライアントと仕事していた時のこと。 今後どの道に進むべきか、社内で議論していた際、当時の上司が「今の売上100億が500億まで伸びたとしても、幸せにはなれないと思うんだけど…

完璧を追及すると何が大変か

50点を80点にする努力と90点を100点にする努力では、後者の方が圧倒的に大変である。 だから80点で終わりにすべきだ、という戦略論(?)もよく言われる。 100点を目指す努力は何が大変か。 80点、90点まで到達している状態だと、残りは解決困難な問題しか残…

世代交代こそイノベーション

先日に続き、SFの古典に手を出す。 幼年期の終り 作者:アーサー C クラーク,福島 正実 発売日: 2012/12/21 メディア: Kindle版 アシモフ、ハインライン、クラークを三大巨人と言うらしい。 先日はハインラインを読んで、面白いのは面白かったが、小生が読書…

雨の日も風の日も

昨晩から吹き荒れる風は今朝も強く、Apple Watchの天気表示では南の風9メートルとの表示。 風が強い日のランニングは辛い。 数ヶ月前から毎日5キロ走るチャレンジを続けていて、以前だったら走るのをやめるようなコンディションでも走るようになったのだが、…

名作の条件

こんな本を読む。 夏への扉 作者:ロバート A ハインライン,福島 正実 発売日: 2013/05/24 メディア: Kindle版 ビジネス書を中心に読書を続けているが、毎年百冊以上も本を読んでいると、ネタが尽きてくる。 古典となったもの、名著と呼ばれるものも良いのだ…

成功条件・敗北条件

朝ランニングしていてふと思う。 「コロナに負けるな!」という掛け声はその通りだとして、いろいろ我慢して社会や経済がボロボロになったらそれは負けたんじゃないの、と。 ということは、何をもって「負け」あるいは「勝ち」とするのか、曖昧なまま我々は…

クレームのお作法

人間生きていれば、言うべき時に言わねばならない場面に遭遇する。 でま怒るのはよろしくない。 怒ったその瞬間はテンションが上がって気持ちがいいけれど、思わぬ反撃を喰らうとか、結果的に本来の問題解決にならないとか、ロクなことにならない。 おすすめ…

年齢とともにますます響く

思わずこんな本を買って読む。 野村の教え方 すべての指導者に贈る最後のメッセージ 作者:野村 克也 発売日: 2020/04/07 メディア: Kindle版 野村監督の本は、若い頃から結構読んでいて、いちいち納得していたものである。 今改めて検索すると類書が数十冊あ…

変化するのではない、淘汰されるのだ

前から読みたかった本書を手に取る。 ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す 作者:山口 周 発売日: 2020/12/21 メディア: Kindle版 著者の本はたいてい読んでいて、いずれも深い共感を持ってきたけれども、本書はかなりラディカルな主張のよ…