人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

なんじゃこりゃ

Audible 渉猟。

 

吉村昭といえば、史実に基づく重厚な作品で有名ですが、本短編集は一編を除きほぼ創作。

前半の数作品が、脛に傷持つ男が何かの動物の飼育に取り組む生活を過ごしているものの、たまたま出会った訳ありの美人といい感じになって終わるというパターンで、ちょっと安直な娯楽作品感に「なんじゃこりゃ」でした。

 

偉大な作家も安直な作品を書くことがあるんだなぁという驚き。

作品として決してダメではないんですが、まぁワンパターンというか。

 

有名じゃない作品というのは、「そういうこと」なんですかね。

まぁ、ご参考ということで。

 

 

焦らない、諦めない

白帯さんとブラジリアン柔術でスパーしている時の話なんですが。

私が下から攻めていて、向こうが上から一所懸命に小生を抑え込もうとする。

 

「焦らない焦らない」なんてアドバイスをしたりします(偉そうにも)。

一方小生が上から攻めていて、いよいよ抑え込もうとすると、あっさり抑え込まれてしまう。

 

「諦めない諦めない」なんてアドバイスをします。

が、「僕も一所懸命頑張ってるんですが…」という雰囲気の潤んだ瞳で見つめ返されたりして、ふと気づきました。

 

「焦らない、諦めない」なんて言っていると、マインドの問題になってしまうわけですが、これは実は手順の問題でもあったりするのです。

相手を抑え込むには一定の順番があるのですが、それをやらずに最終形を作ろうとしてカウンターをもらう。

 

抑え込まれるその瞬間であっても、少し体を起こして脇を刺せば、抑え込まれずに有利な戦いができる(一例)。

「まだそのタイミングじゃない」もしくは「まだやれることがある」。

 

これが「焦らない」と「諦めない」に対応するのだなと。

一見「心構え」の話のようで、実際には作業の話。

 

このあいだ、娘と勉強の話題になっていて、思わず「お前、舐めてる」と指摘したのですが、これは娘の態度を問題にしたのではなく、目的を果たすための工数見積もりが少なすぎるよ、という意図だったりしました。

同じ系統の話なんですが、説明って難しいなぁと思います。

 

まぁ、ご参考ということで。

 

ChatGPTがすごい

何を今更なんだが…。

個人向けGeminiの課金版を使った上で、チャッピーの有料版(2026年10月現在で3,000円/月)を使ってみて、やっぱりチャッピーすごい。

 

Geminiは有料版でも、会話しているうちにだんだん性格が破綻していくというか。

だんだん褒めちぎった挙句同じことしか言わなくなる。

 

有料版で高度な思考エンジンを使わないとハルシネーションが激しい印象。

高度だと遅いしね。

 

一方チャッピーはそういうことがなく、純粋に深くなっていく体感がある。

見せ方が上手いだけかもしれないけど、金取るなら大事だよね。

 

でも3,000円は高いなぁということで、チャッピー自身に「もう勘弁してくださいっていうくらい使い倒すには?」って聞いてみた。

今でも平均的なユーザーより使ってるけどねと言われつつ(笑)、まぁ出るわ出るわ。

 

一番デカかったのは、このブログを全部参照できたこと。

小生が考えできたこと、読んだ本なんかをベースに壁打ちができるようになるはず。

 

Geminiはこのブログが読めなかったんだよね〜。

さぁ、とことん使い倒してみましょう!

 

まぁ、ご参考ということで。

 

 

インテリジェンスなー

チャッピーと壁打ちして出てきたおすすめの著者。

 

インテリジェンスの研究者と軍事の研究者の対談です。

脱線も楽しく読めますが、論点としてはロシアとイスラエルの直近の戦争とその背景考察、そしてそれらを支えるインテリジェンスです。

 

すごく新しい視座が示されるわけではなく、まぁそうだよねという解説です。

最終章は後進国である日本への提言なわけですが、仕事でもよくある問題提起で、ちょっと苦笑いでしたねー。

 

「日本版CIAを作れ」みたいな(手段の)議論があるけれど、そんなの何十年もかかるし、そもそも作ったって運用できないでしょ、と。

国際社会の中で、この国をどういうポジションに位置付けるかという議論がまずあって、そのためにどういう機能・組織とするのか、出来ること・今あるものを睨みながらデザインすべきでしょ、と。

 

そりゃそうだ。

そういうそもそもの議論が苦手な人が多いし、時間も限られているから結局エイヤで決めることになるはずなんだけど、エイヤからみんな逃げるんだよね。

 

で、もうどうしようもなくなってから決めるから、すでに後手に回っているというね…。

なんとかせねばなぁ。

 

まぁ、ご参考ということで。

 

 

日本の会社員は根性がある(という歴史)

Audible渉猟。

 

正直いうと、ちょっと期待していた内容とは違いました。

戦争を通じて日本の銀行のバランスシートや収益がどう変化し、最終的にどうなったのか、みたいな経済史のような分析が読みたかったのですが、もう少し歴史寄りの本でした。

 

当時、どこにどんな銀行が存在して、戦中戦後どうなったか、中で働いていた人たちは、という記録を叙述していく格好です。

面白くないわけではないですが、期待していたのと異なったのと、まあ展開が淡々としているのです。

 

それにしても、戦前の日本の会社員は根性があります。

すぐそばで殺し合いをやっているのに店を開け、預金や為替の業務をちゃんとやる。

 

必要とあらば現金束を担いで延々と移動する。

負けて戦勝国が乗り込んできても、逃げずに戦後処理を続ける。

 

これはね、なかなか世界的にも稀だと思いますよ。

仕事への真摯さは、良き伝統として繋いでいきたいものです。

 

まぁ、ご参考ということで。

 

 

 

 

こういうのは好きである。

地元の本屋で通りすがりに。

 

ま、ミステリなら娘も読むかなと。

小生は存じ上げなかったのだが、著者は戦後アメリカのミステリ文学界で多方面で活躍された方ということで、名義が11、年3冊ペースくらいで書いていたという、多作のすごい人である。

 

長らく版権が途絶えていたようだが、電子書籍での復刊を機に日本語版も刊行となったようである。

結論から言うと小生はとても好き。

 

120頁程度の短編・中編が7つ入っており読みやすい。

主人公も魅力的だし、スリルもアクションもありつつ、思いもよらない謎解きの展開。

 

何も考えずに読める素晴らしい娯楽作品である。

殺人事件ではあるが、陰惨な描写や気が滅入る背景なんかもないし、お気楽に読み進めることができる。

 

これはたぶん小生の母も好きなタイプの作品だろうと思う。

どうも長編が刊行されているようなので、そっちも読んでみようかなと。

 

まぁ、ご参考ということで。