人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

総花的

積読在庫消化。 人間心理を徹底的に考え抜いた「強い会社」に変わる仕組み 作者:松岡 保昌 日本実業出版社 Amazon リクルート、ファーストリテイリング、ソフトバンクと勤務経験がある著者による組織人事系の本。 小生なりに大筋をまとめると、戦略に組織を…

書店の未来

朝ラジオを聞いていると、地域の書店再生を手がける何某氏が出てきて・・・。 何某氏の取り組みはともかく、出版業界の動向をずっと見てきた人間として、まぁ簡単ではないわけです。 再販制度とかね、意義はよかったんだけれども、結局地域の出版文化を支え…

「モノ好き」

新聞の書評を読んで買う。 かたちには理由がある (ハヤカワ新書) 作者:秋田 道夫 早川書房 Amazon 妻にも娘にも回すと思ったので紙の本にした。 御歳70歳になるプロダクトデザイナーのエッセイ集。 ご自身の作品もたくさん紹介されており、興味深く読む。 14…

こんなものかなぁ

積読在庫消化。 数学女子 智香が教える こうやって数字を使えば、仕事はもっとうまくいきます。 作者:深沢真太郎 日本実業出版社 Amazon これもKindle日替りセールで買ったはず。 シリーズ二作目で、一作目も読んだような…。 確率とかが出てくるので、まぁ「…

得意不得意ではなく知らないだけ

「私これが苦手で」という台詞は、あまり人に好感を持たれないんではないだろうか。 「苦手」というネガティブワードが与える印象もあるだろうし、厳しい仕事や躾を経た人であれば「そんな言い訳せずに努力しろよ」と心の奥でツッコミを入れるからだと思う。…

よくあるパターン

積読在庫消化。 部下は動かすな。 作者:大平 信孝 すばる舎 Amazon これもKindle日替りセールで買ったんだと思う。 著者はプロのコーチの方のようだ。 そう思うと、こういう人が書いた本、よくセールで出てくるなぁ。 セルフアウェアネスとか、アドラー心理…

これからのコミュニティの形

積読在庫消化。 結婚滅亡~「オワ婚時代」のしあわせのカタチ~ 作者:荒川和久 あさ出版 Amazon 著者は広告会社勤務の独身研究家だそうで。 面白い「名乗り」もあったものだ。 Kindle日替りセールで買ったんだと思う。 統計から導き出される、結婚にまつわる…

ミステリは二人目が死んでから

近所の古本屋で購入。 カササギ殺人事件 上 〈カササギ殺人事件〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社 Amazon カササギ殺人事件 下 〈カササギ殺人事件〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社 A…

弱者になって弱者を知る

ICL 、眼内コンタクトレンズを入れる視力矯正手術を行って、もうすぐ二年。 この術式には少しだけ副作用があって、夜間に眩しい光が目に入ると円形の反射(ハロ)が見える。 これがあるため、手術後は夜の車の運転が少し苦手になった。 反射そのものは、そう…

自分語り多め

積読在庫消化。 ケアマネジャーはらはら日記 作者:岸山真理子 フォレスト出版 Amazon 先日の非正規介護職員に続き。 いきなり脱線だが、本シリーズを読むのも三冊目。 いずれもその仕事の現実と、筆者の送ってきた人生が興味深いのだが、若干冗長さを感じる…

書店の未来

朝ラジオを聞いていると、地域の書店再生を手がける何某氏が出てきて・・・。 何某氏の取り組みはともかく、出版業界の動向をずっと見てきた人間として、まぁ簡単ではないわけです。 再販制度とかね、意義はよかったんだけれども、結局地域の出版文化を支え…

仕事の現実

積読在庫消化。 非正規介護職員ヨボヨボ日記――当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます 作者:真山 剛 フォレスト出版 Amazon 介護は怖い。 正直怖い。 する側の大変さを想像するだに恐ろしいし、される側の心象も想像を絶する。 また、何かの流れで…

なんで会議は多くて長いのか

以前、こんな本を読んだ。 トヨタの会議は30分 ~GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術~ 作者:山本 大平 すばる舎 Amazon 朝、娘と今日の予定を話し合っている時に、「会議多いね〜」という指摘をもらいつつ、なぜ会議が多くて…

魚の目、コウモリの目

積読在庫消化。 OODA 危機管理と効率・達成を叶えるマネジメント 作者:小林宏之 徳間書店 Amazon OODAループっていうのがありまして、アメリカ軍発祥のマネジメント手法。 類書は読んだことがあり、別の本も読んでみようとKindle日替りセールで買ったんだと…

部下の能力を甘く評価してしまう件について

毎日一緒に仕事をするメンバーは、大事な存在である。 「かわいい」と思うほど小生はウェットな性格ではない。 家族・仲間とも思っていないが、成長は支援したいと思っている。 それが本人のためであり、同時に会社のためでもあるから。 と、ドライに臨んで…

成り立ちが違う

積読在庫消化。 はじめてのアメリカ音楽史 (ちくま新書) 作者:ジェームス・M・バーダマン,里中 哲彦 筑摩書房 Amazon 先日の「ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い」に関連づけたわけではなく、本当にたまたま近いテーマが続いた。 しかしこちらの方が深く、非常…

二手先、三手先

二手先、三手先を読むんだ、なんてアドバイスがよくある。 囲碁や将棋の世界から来た言葉だと思う 将棋のルールは知っているけれど、先読みをするほどしっかりやったことはない。 なので、「二手先、三手先を読め」と言われても、まぁそうなのかなぁと、文字…

無人島に持って行くなら

本好き、音楽好き、映画好き。 それぞれに「無人島に持って行くならどの一冊(一枚・一本)」なんて質問がある。 小生、本は読むほうだと思うが、この質問に答えられる自信がない。 昔はなんとなく「持って行く」本があったのだが、年齢や環境の変化とともに…

信じられないものを信じ続ける

積読在庫消化。 キリスト教と日本人 (ちくま新書) 作者:明人, 石川 筑摩書房 Amazon 宗教、歴史、文化ジャンルの本は割と読むんだなぁ、改めてみると。 Kindle日替りセールで買ったんだと思うけど。 日本人とキリスト教のかかわりを歴史的に概観するとともに…

武術と学問

武術研究をライフワークとしてはや数十年。 最近心に残っている言葉として、極真会館の松井館長が述べられた「各流派にはそれぞれが考える『実戦』がある」というもの。 それぞれが考える「実戦」に基づき、技術体系が編まれ、「哲学」というか考え方が構成…

加害者は語れない

積読在庫消化。 本当は怖ろしい韓国の歴史 作者:豊田 隆雄 彩図社 Amazon Kindle日替りセールで買ったんだと思う。 嫌韓本は読まないことにしてるし(別に韓流好きでもないけど)。 身近な国だし、歴史は学ぶことにしているし、という感じで読んでみた。 著…

もう少し深い論考を

積読在庫消化。 ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い (NHK出版新書) 作者:西寺 郷太 NHK出版 Amazon 「呪い」というのは、あの有名な「ウィ・アー・ザ・ワールド」に参加した歌手たちが、その後ヒットに恵まれずマイナーになっていく傾向が多かったことを指して…