武術研究。
名前は聞いたことがあったし、師匠も一度か二度ほど言及したことがあったのだが、詳しく知る機会はなく、せっかくなので購入して読んでみた。
大東流を学んだ人物が一流一派をものにした、という意味では合気道と同じ。
技の数々も、多分こんな感じなんだろうなと想像がつくところも（すいません、偉そうな・・・）。
表紙に書いてある、「誰でも習得できる」とか「短期習得」というのはちょっとどうかなと思うけれど、なるほどよく考えられた体系だなと感心した。
一つ一つ積み上げていくように技を整理していて、それでいてスパイラル的に質を上げていく工夫がされている。
合気道だったらどう構成するだろう、なんてことを思わず考えてしまう。
それはそれで研究として価値はあったなぁと思ったのだが、ちょっと嬉しかったのが、師匠も昔この流派のこと研究したことあるな、というのがわかったこと。
生前チラッと見せてくれた動きの中に、ちょっと八光流の本に記載に重なるものがあったのだ。
もちろん勘違いかもしれないんだが。
お元気だったら色々聞いてみるんだけどねぇ。
まぁ、ご参考ということで。
