人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

子育て

戦後と建築

娘が夏休みの自由研究のベースとして読んでいたので。 丹下健三――戦後日本の構想者 (岩波新書) 作者:豊川 斎赫 岩波書店 Amazon 有名なところでは前の東京オリンピックの時に建てた体育館とか、東京都庁舎とかを設計した人。 設計した人ではあるのだが、そん…

今時はこんな感じか

友人のおすすめ。 夢も金もない高校生が知ると得する進路ガイド (星海社 e-SHINSHO) 作者:石渡嶺司 講談社 Amazon 高校生向けの進路ガイドなので、現在中二の娘が読むには流石に早いと思った。 結論としてはとりあえず大学進学しておけ、お金については色々…

さすがよくできている

Audible渉猟。 香君1 西から来た少女 香君・文庫版 (文春文庫) 作者:上橋 菜穂子 文藝春秋 Amazon 文庫だと薄めの4分冊、Audible やハードカバーだと上下2分冊。 上橋氏の著作は「獣の奏者」以来か。 多くの人が語る通りよくできている。 だいたい中世のアジ…

点数をとらない勉強

Audibleのレコメンドに乗る。 すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる 作者:荒俣 宏 プレジデント社 Amazon なんというか、エッセイですな。 荒俣宏先生の勉強歴やら考え方やら。 しかしそこは現代の熊楠といわれる碩学、ちょっと考えさせられるのである。 …

興味深い人生

本屋でたまたま目にして。 音楽は自由にする(新潮文庫) 作者:坂本龍一 新潮社 Amazon 坂本龍一氏が雑誌の連載でインタビューに答えながら来歴を語ったものを集めた本。 出版のタイミングの関係で、亡くなるまでではなく2000年代の初頭くらいまで。 小生の…

人生は波乗り

世の中には波がある。トレンドといってもいいし、社会の変化といってもいい。 そういう波を読んで、うまく乗ることができると、思いもよらない場所まで連れて行ってもらえることがある。そういうことを日々繰り返していく。 波があることに気付かないと、知…

パパすげぇ

ラジオでレコメンドされたので買って読む。 努力は天才に勝る! (講談社現代新書) 作者:井上真吾 講談社 Amazon 井上尚弥・拓真兄弟のお父さんが書いた本ですな(出版は10年前)。 そういう意味では有名人の内情を明かした本だったりはするのだけれど。 プロ…

台風一家

台風来てますね。 くれぐれもご安全に。 いや普通に出勤してますけど…。 台風が過ぎて天気が盛大に晴れると、天気予報では必ず「台風一過の…」という常套句が述べられるけど、子供の頃から頭の中では「台風一家」と脳内変換してたよね。 どんな一家なのかな…

伝承

小生が20代の頃は銀行に勤めていたが、事務処理をたくさんやっていた。 複写式のドキュメント類が何種類もあってね。 お客さんに記名捺印をしてもらう。 一枚目は原本として証跡・契約書同等のものとして保管される。 二枚目以降が伝票、処理部門が手続きを…

これはすごい本

無人島、研究と冒険、半分半分。 作者:川上和人 東京書籍 Amazon 去年か一昨年の娘の夏休み課題図書。 川上先生の本はもう何冊読んだのか、娘に釣られて鳥に詳しくなっているのである。 で、この本は鳥がメインではなくて、鳥類研究の一環で挑んだ南硫黄島調…

見えない在庫問題

娘にAmazonタブレットを貸して、保有しているマンガを見せることがある。 父のおすすめを見せるためだったりするのだが、どうも勝手に在庫を貪り読んでいるらしく、はて、と思った。 父の本棚にある本を子供が勝手に読む、というのはよくある話だし、別に悪…

先が長そう

BLUE GIANT MOMENTUM(5) (ビッグコミックススペシャル) 作者:石塚真一 小学館 Amazon 最近のKindleはシリーズ登録すると勝手に決済されてライブラリに追加される。 なんでも登録しているわけではなくて、シリーズをコンプリートしたい作品だけで、本作は…

誰が読むんだろう

鳥肉以上,鳥学未満. Human Chicken Interface (岩波現代文庫 社会337) 作者:川上 和人 岩波書店 Amazon 面白トークで業界(学会)では有名な川上先生の本。 焼鳥をはじめとする各種料理で身近なニワトリの部位の機能、構造を解説しながら、鳥という生物の…

娘の誕生日

14歳になったんですよ、一人娘が。 赤ちゃんや幼児の頃のように可愛くはないですね、正直。 なんでもできる凄い子だったんだけど、だんだん普通の人になってきたね。 それが残念に思うところもあったけど、最近慣れてきた。 オトナ同士の会話ができるようで…

続編も良くできている

成瀬は信じた道をいく 「成瀬」シリーズ 作者:宮島未奈 新潮社 Amazon 構成は前作と一緒。 時間的にも空間的にもストーリーとしての空きはなく、前作と併せて一冊でも良かったけど、分厚くなるので分けました、という感じ。 なので詳細や解説は割愛。 前作が…

よく出来ている

成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫) 「成瀬」シリーズ 作者:宮島未奈 新潮社 Amazon 本屋でずっと話題になり続けていたし、オーディブルにあったので、一応読んでおこうかなと。 滋賀県のある町を舞台に、成瀬あかりという少女を軸にした群像劇(?)。 主…

学問はいいよねぇ

セールで買った本を読む。 大人のための生物学の教科書 最新の知識を本質的に理解する (ブルーバックス) 作者:石川香,岩瀬哲,相馬融 講談社 Amazon 電子書籍で読んでしまうとわからなくなってしまうが、まぁまぁ長い本。 高校生物教員だった著者が、教え子の…

お金の前に気力が尽きる

我ながら多趣味なんだよ。 大人の男の趣味で関心がないのはまぁゴルフと釣りくらいなもので。 金のかかる趣味といえばカメラなんだが、最近はブラジリアン柔術の「あーでもないこーでもない」が頭を占めることが多いので、時々Photo Yodobashiを眺めるくらい…

禅問答

サッカー育成年代本が続く。 30秒で子どもの未来は変わる! 勝手に才能が伸びる風間式育成メソッド 作者:風間八宏,北健一郎 ソル・メディア Amazon 風間監督との一問一答という形で、シンプルに風間流が堪能できる構成。 前に読んだ「伝わる力」の方が、心を…

問題は親の方か

Amazonのおすすめに従い。 自分から学べる子になる 戦略的ほったらかし教育 作者:岩田かおり ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 表紙の通り、自主性を重んじたいのに先回りして口うるさく手出ししてしまう親に向けた本。 ではあるが、内容的には若干…

読んどけ

このシリーズは読み続けており。 知らないと恥をかく世界の大問題16 トランプの“首領モンロー主義時代” (角川新書) 作者:池上 彰 KADOKAWA Amazon なんだったら中学生の娘の社会のテストに役立たないかなぁという期待が最近はあるものの、あまり興味はなさ…

見に行ってみよう

セールで買った本。 地磁気逆転と「チバニアン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのか (ブルーバックス) 作者:菅沼悠介 講談社 Amazon 「チバニアン」というのは数十万年前の地磁気逆転の記録を残す地層で、千葉の養老渓谷のあたりにある。 養老渓谷にいくたびに…

育成年代のサッカーコーチ本を探す

たまたま聞いているポッドキャストで、ブラジリアン柔術指導者の指導スタンスに感銘を受けたことがあり、そういやサッカーの育成年代に携わる人のポッドキャストはないもんかと思って探し、ここのところ聞いている。 なんでサッカーなのか。 実は前から興味…

野生に帰れ

セールで買った本。 GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス 作者:ジョンJ.レイティ,リチャード・マニング NHK出版 Amazon 10年前くらいに出た本なんだな。 「Born to Run」とパレオダイエットの話と睡眠…

デキないヤツに合わせるのか

合気道の子供クラスには定期的にやる気のないヤツが現れる。 小生が親なら辞めさせるし、イヤなら来なきゃいいのにと、好きで30年以上取り組んできた人間は心からそう思う。 頑張ったって別に大していいことがあるわけでもないし、他にやるべきことはいくら…

テロの時代

セールで遭遇し懐かしかったので買ってしまった。 パイナップルARMY 完全増補デジタル版(1) (ビッグコミックス) 作者:浦沢直樹,工藤かずや 小学館 Amazon 我々が中高生くらいの頃に読まれていた漫画だろうか。 舞台も80年代後半のアメリカ・ヨーロッパで…

どこかで誰かが

自宅近くの道路の路側帯で、一部のアスファルトが剥がれていた。 ほんの1メートル、いや1メートルもないかもしれないけれど、自転車で通勤すると間違いなくその上を通過することになり、やや怖い想いをしていたのである。 避けようとすれば道路側にはみ出す…

読んだかしら

オーディブルでとりあえず良く読む作家作品を漁る。 人生は攻略できる (ポプラ新書) 作者:橘玲 ポプラ社 Amazon 橘玲理論の最新版という趣だが、なんとなく読者想定は中高生という設定になっている模様。 親が子供に語りかけるような文体で書いてあり、娘に…

読んでおいてよかった

同一著者の他の作品は読んでいるのに、代表作のこれだけ読んでこなかったという・・・。 星の王子さま: (KADOKAWA) 作者:サン=テグジュペリ,管 啓次郎 Audible Studios on Brilliance Amazon しかも「星の王子さまミュージアム(閉館済み)」にまで行ってい…

他人の評価を目標にしない

昨日の朝ラジオを聴いていたら、史上最年少13歳でバークリーに通う日本人の女の子が出演していて。 「へーすごいね」というそれ以上でも以下でもなかったのだが、最後に本人が今後の目標として「グラミー賞を受賞」と語っていたことに凄く引っかかった。 音…