人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

もしもピアノが弾けたなら

三省堂書店本店仮店舗で遭遇し、面白そうだったので購入し、大正解。

 

三省堂最高だ。

ありがとう。

 

音楽分野に科学の知見を導入し、音楽の発展に貢献しようという意欲的な研究者による一冊。

練習を積み重ねることでどのように技能が発達するか。

 

発達すると脳にどんな変化が起きるのか。

子供の頃に始めるのと、大人になってから始めるのでは、何が違うのか。

 

また、一流のプロとアマチュアは何が違うのか。

あるいは音楽における情感とはなんなのか。

 

感動的な演奏において、ピアニストは何をどう変えているのか。

読んでいてワクワクするし、かつて師匠に技と脳の発達を解説してもらったことを思い出す。

 

そうだ、読み終えた昨日は師匠の命日だったなぁ。

それはともかく、本書を読めば、ピアニストは如何に超人的な能力を身につけているかもわかるし、そんな能力を身につけたいと素直に思ってしまう。

 

いま一生懸命ピアノを練習している娘にも是非読ませたいと思った。

理解してくれたらきっとピアノ練習も進むに違いない。

 

まぁ、ご参考ということで。