人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

直感に反するからこそ

武術の修行を続けていて、つくづく人間の本来の反射的な行動と違うよなと思うことがある。

普通こういうことされたらこんな反応になる、ということを元に、

①そういう反応をさせない動きをする

②そういう反応を見越して違う展開をする

そういう練習をする。

 

直感的な動作に反するからこそ訓練が必要であり、また身につけるのが難しい。

だから面白いとも言えるんだけど。

 

①は身につけるのが難しい。

しかし、ダンサーのような、自分の身体をコントロールする能力があれば、観ただけで出来ることもある。

 

達人系のYouTuberやっている人はこういう人が多いと思う。

亡き師匠は晩年こういう動きを得意にされていた。

 

②は柔道とか空手とかブラジリアン柔術とかで見るような気がする。

「そういう反応」をしている敵は、「それしか思いつかない」くらい思考が凝り固まってしまうところをひっくり返していくので、ある意味手品に近いし、種明かしすれば「なんだ、そういうことか」というものだったりするが、やっぱり引っかかる。

 

いや、奥が深いなぁと思って今日も練習するのである。

まぁ、ご参考ということで。