人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「ガチトレ」 読了 〜結局なにを目指しているのかが問われる〜

リンクはこちら。 ガチトレ! 3週間で脂肪を落とし筋肉をつける 爆速除脂肪ボディメイク 作者:岡田隆 発売日: 2019/03/27 メディア: 単行本 どんな本でもバックレビューをブログで書くかい!とツッコミを受けそうだが、小生個人のブログなので勝手にさせてい…

「暴走する能力主義」 読了 〜思想的にはものすごく重たい〜

リンクはこちら。 暴走する能力主義 (ちくま新書) 作者:高康, 中村 発売日: 2018/06/06 メディア: 新書 以前、「ハイパーメリトクラシー」などという単語を聞き及んだことがあり、組織と人材に関わる身としては一度読んでおこうと思い、Kindleのセールの時に…

「8050問題の深層」 読了 〜誰もが当事者・関係者になりうる〜

リンクはこちら。 8050問題の深層: 「限界家族」をどう救うか (NHK出版新書) 作者:稔, 川北 発売日: 2019/08/30 メディア: 単行本 8050問題をご存知だろうか。 引きこもりの子供を抱えた家族が高齢化し、親が80代・子供が50代となって、いよいよ切羽詰まる問…

イノベーションに必要なことは、愛情

ここ数年、ずっと新規事業開発とか、イノベーティブな組織づくりといった議論をクライアントと続けていて、結論的に思っていることがある。 それが「イノベーション」と呼ばれるものかどうかはわからないが、新たな何か、世に衝撃を与えるような何かを生むた…

「2020年マンション大崩壊」 読了 〜これを読んでマンションを買えるか〜

リンクを貼る。 2020年マンション大崩壊 (文春新書) 作者:牧野 知弘 発売日: 2015/08/20 メディア: 単行本 当方、持ち家マンション居住。 リーマンショックの時に管理組合の理事長を務め、デベロッパーとゼネコンの立て続けの破綻と債権者集会、怪文書飛び交…

対話力を鍛える

小生の娘は8歳。 言葉を覚えるのは早かったし、今もってよく喋るのだが、これが猛烈にイライラさせられることがある。 娘の会話は、ダメなコミュニケーションの例が集約されているので、親としての恥を忍びつつ、大人の学びとして整理しておきたい。 ダメな…

野放図とマイクロマネジメントの間

現場のやりたいことをやりたいようにしていたら、経営は成り立たない。 ガバナンス不在である。 その時その時のスピードは早くなるかもしれないが、やらなくて良いことまでやってしまうかもしれないし、大きな失敗だって起こりうる。 なので、ガバナンスとい…

「AI時代に輝く子ども」 読了 〜人間は回帰する〜

まずはリンク。 AI時代に輝く子ども STEM教育を実践してわかったこと 作者:中村 一彰 発売日: 2018/12/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) 当然人の子の親として、こういう本に興味は持ってしまう。 Amazonでの評価も高かったため拝読。 STEM教育スクール…

「右脳思考」 読了 〜むしろガチガチの論理思考の方が少ない〜

リンクはこちら。 右脳思考 作者:内田和成 発売日: 2018/12/26 メディア: 単行本 内田氏の著作は何作か読んだことがあるので、日替りセールで推奨されたタイミングで購入。 「仮説思考」「論点思考」に続く三部作の集大成、みたいなコピーを見た記憶があり、…

「逆境を『アイデア』に変える企画術」 読了 〜あくまで中心はビジネス〜

リンクはこちら。 逆境を「アイデア」に変える企画術 ~崖っぷちからV字回復するための40の公式~ 作者:河西智彦 発売日: 2017/10/03 メディア: 単行本 Kindle Unlimitedの一覧で拝見して、評価も高かったので拝読。 なんせ企画の仕事しているんでね…。 博報堂…

「欲望の資本主義」 読了 〜思想的に大きな変化が訪れつつある〜

まずはリンク。 欲望の資本主義3: 偽りの個人主義を越えて 作者:俊一, 丸山,NHK「欲望の資本主義」制作班 発売日: 2019/06/28 メディア: 単行本 欲望の資本主義 作者:俊一, 丸山,NHK「欲望の資本主義」制作班 発売日: 2017/03/24 メディア: 単行本 欲望の資…

「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」 読了 〜「子育ての目的は幸せな思い出をつくること」〜

リンクはこちら。 小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」 作者:中根 克明 発売日: 2017/01/11 メディア: Kindle版 小学二年生の子を持つ親としては、思わず手に取らざるを得ない一冊。 Amazonの評価も高い。 作文の通信添削塾を長年営む著者による初等…

ターゲット不在の恐ろしさ

昨日たまたまネットをうろうろしつつ、広告を踏んだ流れである自動車メーカーのセダンの商品ウェブサイトをなんとなく見ていたのである。 「おぉ、結構高いな」とか、そんなどうでも良い感想を抱きつつ、ふとデザインしか「推し」ポイントが無いことに気付く…

記憶は遠くなりにけり

今日、この日については、震災について振り返らざるを得ない。 それにしても、9年たった現在において、別の要因で自粛やモノ不足、自宅待機などという事態は、なんとも因果なものである。 震災では、幸にして小生自身も、身近な方々にも生命・身体に被害を受…

「ガウディの伝言」 読了 〜こういう仕事に憧れる〜

リンクを貼る。 ガウディの伝言 (光文社新書) 作者:外尾 悦郎 発売日: 2006/07/14 メディア: 新書 Kindle日替りセールでお薦めされ、レビューが高かったので購入。 昔見たコーヒーのCMで、著者である外尾氏の存在は知っていたのだが、なんとなくの興味本位で…

「『気づく』とはどういうことか」 読了 〜言語と認識と脳は不可分〜

リンクはこちら。 「気づく」とはどういうことか (ちくま新書) 作者:山鳥 重 発売日: 2018/04/06 メディア: 新書 答えのない問いには興味があって、どこかのタイミングでポチった一冊。 「気づく」とはどういうことか?と問われて答えられますか? 答えられ…

偉い人ほど忙しい会社、偉い人ほど暇そうな会社

何度も言及しているが、小生はたくさん転職をしているので、日本の複数の業界の複数の会社を中から見てきた。 その経験をもとに言わせていただくと、会社には、偉い人ほど忙しい会社と、偉い人ほど暇そうな会社がある。 「暇そう」と書いてしまっているのだ…

「リフレクティブ・マネジャー」 読了 〜しっくりきて何故か頭に残る〜

リンクはこちら。 リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書) 作者:中原 淳,金井 壽宏 発売日: 2009/10/16 メディア: 新書 著者は「キャリア」「組織」「経営」といったキーワードで必ず遭遇するであろう重鎮お二人。 興味のある領域な…

リモートワークのコツ

昨今のコロナウィルスの影響で、リモートワークの話題が喧しい。 実は小生、3〜4年ほどリモートワークメインの勤務形態を続けていたので、そこから得られた大小様々なコツを述べてみたい。 ITツール類は所属企業のポリシーによってままならない部分はあると…

手柄をもって出世させて良いのか。

「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」という言葉がある。 こちらの記事によると、中国の古典「書経」ということらしい。 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47762 成果を挙げた人間は報酬で報い、人格の優れた人間にポジションを、と…

「グローバル資本主義VSアメリカ人」 読了 〜ニュースには出ないアメリカのB面〜

リンクはこちら。 グローバル資本主義VSアメリカ人 作者:篠原 匡 発売日: 2020/02/06 メディア: 単行本(ソフトカバー) さる有名論客が強く推していたこともあり、興味を持って購入。 アメリカ経済や社会を知ることは、今後のビジネスの展望を睨む上では基…