人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

格闘技・武術・武道

24年3月の自分なりの整理。

周囲の動きとか、ブラジリアン柔術との関わりを通じて、いろいろモヤモヤしてきたところがあって。

 

格闘技:競技ルールのある対人戦闘技術、もしくは対人戦闘競技そのもの。

武術:ノールールの状態を前提とした戦闘技術(群)。

武道:武術の修練を基軸とし、美的感覚も含む価値基準、行動規範に基づくライフスタイルや取り組み。

 

くどい。

もうちょい整理したいけど。

 

アイスホッケーを「氷上の格闘技」なんて言うことがあるけど、上記の定義なら当てはまらなくもない。

「格闘技」をやっていても不慮の事態を常に想定し、日々の修練を生活の基軸としているのなら、武道家と呼んで良いかもしれない。

 

「武道」と言われるものをやっているけれど、もっぱら競技に対する練習・意識がメインであれば、武道家というより格闘家なのかもしれない。

業界の中の人として言わせてもらうと、合気道は一応「武道」ということになっているが、試合がない(ある流派もあるけど)ので上記定義で言うところの格闘技要素はなく、そこにさらに武術的要素が欠けてしまうと、もはや何だかわからないものになってしまう。

 

別に残酷な技をひたすら修練しろと言いたいわけではない(それはそれで興味深いが)。

しかし、見た目が派手な技、綺麗な技、(色んな意味で)ウケのいい技が中心になっていくのは違うでしょ、と思っている。

 

師匠も以前、「武術(武道?)にはルールはないけど常識(定石、セオリー)はある」と言っていたものだが、そういうノールールの真剣勝負の戦いの技術をやらなきゃいけないと考えているんだけどね。

冷静に考えて変人だと思うけど(笑)、武道ってそういうことだと理解しています、はい。

 

まぁ、ご参考ということで。