人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2022年ブックレビュー

今年も一年いろんな本を読みました。 「読書メモ2022」のタグでくくってブログを見返すとまぁ、ビジネス書を読み続けているのは良いとして、中国古典から禅宗へ真理を求めて発展したり、ビジネス書に飽きてミステリーとかハードボイルドとかSFとかに走ったり…

勉強はずっと続く(だから焦る必要もない)

積読在庫消化。 試験に出る哲学 「センター試験」で西洋思想に入門する (NHK出版新書) 作者:斎藤 哲也 NHK出版 Amazon 哲学は師匠がお得意だった。 しかし、それは哲学することであって、哲学史や哲学者や思想の勉強ではなかったけれども。 本書はまぁ哲…

習慣をコントロールする

積読在庫消化。 ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 作者:ジェームズ・クリアー パンローリング株式会社 Amazon どうして洋書というのは長いのか。 値段が高いから頭を出さなければならないのか? くどくど同じ話を延々説明しないと理解できない…

過信するべからず

積読在庫消化。 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語 作者:三崎 律日 KADOKAWA Amazon マニアックな本だ。 当時は社会で広く受け入れられていたが、後々存在が失われていった本たちの解説。 各書の成り立ちと、なぜ当時の社会で受け入れられたのか…

謎の氷解

小学五年生の娘が英語の文法に引っかかっているとのことで、昔読んだ本を読み返して備えることにした。 日本人の英語 (岩波新書) 作者:マーク・ピーターセン 岩波書店 Amazon 最初に読んだのは、もう10年以上前だろうか? 2008年発行の刷を買っているので、…

高度な技術は難しい。

積読在庫消化。 文章を論理で読み解くための クリティカル・リーディング (NHK出版新書) 作者:福澤 一吉 NHK出版 Amazon 正直難しい本だった。 難しいといっても、書いてあることはわかるし、理解ができないわけではない。 タイトル通りの目的を果たすた…

23年目でも大事なこと

たまたまレビューを目にしたので買って読む。 コンサル一年目が学ぶこと 作者:大石哲之 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 今まで仕事ができると思ったことはないので、たとえ一年目に向けた本だろうが読むのである。 いや、ほんとに大事なスキルが述…

本は人間そのもの

人を動かす

カーネギーじゃないよ。 博報堂だよ。 積読在庫消化。 人を動かすマーケティングの新戦略「行動デザイン」の教科書 作者:博報堂行動デザイン研究所,國田 圭作 すばる舎 Amazon ビジネス、特に新規事業開発で考えることは、その新しい事業、サービスで本当に…

クリスマスプレゼント

家族のクリスマスプレゼントを準備する時期ですな。 安直な流行り物では、むしろあげない方が良いような気がするし、かと言ってそれなりにお付き合いも長くなるとネタが尽きてきて、毎年頭を悩ますわけだ。 日々家族の様子を観察していて、あぁこんなのが欲…

ロイヤルティではなく当事者意識

積読在庫消化。 全員経営者マインドセット 作者:吉田 行宏 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon タイトルだけ読むと、なんとなく「やりがい搾取」な匂いがするけれども、そこまでブラックな話ではない。 中間管理職側からすると共感するこ…

アスピリンは柳から

積読在庫消化。 植物はなぜ薬を作るのか (文春新書) 作者:斉藤 和季 文藝春秋 Amazon 多分Kindle日替わりセールで買ったんだと思う。 タイトル通りの本。 更に突っ込んだところの概略は帯に書いてあったりするのだが、具体的なメカニズムや遺伝子組み換えに…

深みにハマってみる

こんな本、いや雑誌を読む。 ジャズ批評 2022年 11 月号 [雑誌] 松坂 Amazon 今年の夏から本格的にジャズを聴いていて、ネットでおすすめを調べたり、普通の人の検索行動をとっていたのだが、そろそろネタが尽きてきた。 検索のネタ切れは、検索キーワードの…

なるほど確かに

積読在庫消化。 議論入門 ──負けないための5つの技術 (ちくま学芸文庫) 作者:香西秀信 筑摩書房 Amazon なんだろう、サブタイトルほど挑戦的な感じでもないのだが。 世にある修辞の本は、形式を解説するだけで、相手を論破するための構成を教えてくれたり、…

中二病大爆発

お気に入りの本屋でオススメの一冊として置いてあったので買う。 暗殺者グレイマン〔新版〕 (ハヤカワ文庫NV) 作者:マーク グリーニー 早川書房 Amazon あまり知らなかったのだが、スパイアクション的な小説では結構な大ヒットシリーズらしく、もう十数冊出…

社会インフラとビジネスモデル

一年も終わりが近づいているので、色々振り返ってしまう。 なんか新しいビジネスモデルとかあったかな、とか。 それでいうとパッと思いつかない。 よく考えるとこの2-3年、新しさという観点では驚ろくようなものはなかったような気がする。 はて、と考えてみ…

プロフェッショナリズム

積読在庫消化。 稼げる講師、稼げない講師どこが違うか 作者:五十嵐康雄 あさ出版 Amazon Kindle日替わりセールで購入したんだと思う。 もう引退(?)したけれど、新規事業テーマで講師もやっていたので、そのあたりの経験も引っかかっのだ。 講師業を営む…

習慣を見直すという教育

社員の育成、子どもの教育。 いずれも日々試行錯誤であり、悩みは尽きない。 知識を伝えるのはまぁ良い。 口で伝える、文章で書く、本を読ませる、研修やワークショップに参加させる。 全部覚えておいてほしいが、忘れるのは仕方がない。 多分実際に使えるも…

社員を大切にするってどういうことなんだろう

積読在庫消化。 社員を「大切にする」から黒字になる。「甘い」から赤字になる 作者:近藤 宣之 あさ出版 Amazon 大手企業の子会社に出向して社長となり、そのままMBOして25年黒字経営を成し遂げた人のビジネス書。 人事評価制度中心のお話で、戦略とかマーケ…

巨人に触れる

積読在庫消化。 蚤と爆弾 (文春文庫) 作者:吉村昭 文藝春秋 Amazon 買ったのはKindle日替りセールだったと思うけど、友人・知人から吉村昭作品は読んでおくべき、というお勧めをもらっていて買っておいたのだ。 「吉村昭はすごいよ」と聞いてはいたが、確か…

お好きな方は少ないかな?

積読在庫消化。 アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治 (講談社現代新書) 作者:吉田徹 講談社 Amazon 多分Kindle日替わりセールで買ったんだと思う。 社会学、現代思想系は昔から好きなんだよね。 なんというか、当たり前に目にしている社会や日常が、違うも…