人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

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理論の背景にある大事なこと

ドラッカーに続き、鉄板で読んでいない本を読む。 知識創造企業(新装版) 作者:野中 郁次郎,竹内 弘高 東洋経済新報社 Amazon 本書で提唱されたSECIモデルというのは知っていて、自分なりに理解していたつもりなのだけれども、読んだことがないというのも恥…

指導者の役割

引き続き武術研究。 ブラジリアン柔術 ブラックベルトテクニック 作者:ジャン・ジャック・マシャード 新紀元社 Amazon 読んで強くなったりはしないのだけれども、ブックレビューがなかなか熱かったので購入。 それは殆どが冒頭の著者による端書きに対する評…

23年目でも大事なこと

たまたまレビューを目にしたので買って読む。 コンサル一年目が学ぶこと 作者:大石哲之 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 今まで仕事ができると思ったことはないので、たとえ一年目に向けた本だろうが読むのである。 いや、ほんとに大事なスキルが述…

プロフェッショナリズム

積読在庫消化。 稼げる講師、稼げない講師どこが違うか 作者:五十嵐康雄 あさ出版 Amazon Kindle日替わりセールで購入したんだと思う。 もう引退(?)したけれど、新規事業テーマで講師もやっていたので、そのあたりの経験も引っかかっのだ。 講師業を営む…

人間とはなんぞ

前々から読まねばと思っていた一冊を手に取る。 夜と霧 新版 作者:ヴィクトール・E・フランクル みすず書房 Amazon 有名な本なのでご存じの人も多いと思うが、第二次世界大戦でアウシュビッツ(正確にはその分所)に収容されたユダヤ人心理学者による回顧録…

美人投票

株式投資は美人投票と同じ、という格言がある。 普通に自分が思う美人に投票すればいいじゃないか、ということではなくて、皆が思う美人に投票することが勝ちにつながる、というちょっとピンとこない格言なのである。 積読在庫のこんな本を読んで、そんなこ…

スーパーおばあちゃんも娯楽

さぁ、小説積読在庫一掃中だ。 ワニの町へ来たスパイ 〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:ジャナ・デリオン 東京創元社 Amazon 2年くらい前にセールで購入し、ほったらかしておいた一冊。 何でもアメリカでは非常に人気で、本書の解説執…

成長し続ける人、ある程度で止まる人

只今絶賛「学び直し」中なのだ。 とうに折り返しを過ぎた人生、やりたいと思っていたことはやりきるべく、また30年にならんとする合気道の修練に刺激を入れるべく、新しい趣味にチャレンジし、その学びを、仕事も含めたいろいろな面に活かしたいと思っている…

心動かされる瞬間

小説続きで以前も読んだことがある作者の短編集を手に取る。 モダン (文春文庫) 作者:原田 マハ 文藝春秋 Amazon 原田マハ氏は多作だけれども、美術館のキュレーターだったこともあり、芸術作品をテーマにした作品がいくつかある。 本書もその中の一冊で、Mo…

協力を求めないのは罪悪だぜ

仕事術で最も高度な分野の一つは、他者の協力を求めることだと思う。 自分の仕事を人にお願いするのは気が引ける。 それは責任感のある日本人ならよくある感覚だと思う。 全然悪いことではないのだが、しかしその責任感ゆえにアウトプットに影響があったらど…

苦手な作家はいますか

なんとなくランニング関連の本が読みたくて、ランナーには有名な本書に手を出す。 走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫) 作者:村上 春樹 文藝春秋 Amazon 村上春樹氏と司馬遼太郎氏は、小生が苦手な作家の二大巨頭。 お二人とも小生にとっては…

「やらなくていい仕事」なんていうものは存在しない

最近上司に言われて、そりゃそうだと納得した話。 「やらなくていい仕事」なんていうものは存在し得ないでしょう、と。 「やらなくていい」んだったら、そもそもジョブディスクリプションに載らないはず。 ジョブディスクリプションが無かったとしても、部門…

ストレスフルな環境には自分を整える

日々の労働には変化がつきもの。 突然の人事だったり、商況が変わったり。 大概の人は、そういう状況に振り回されてストレスを溜めやすい。 それは小生もそうであって、この点に関して何か超越した存在になれたわけではない。 わけではないのだが、心がけて…

好きを仕事にすればいいって安易に思うなよ

本屋の店頭で見かけ(夏の文庫フェアはどうして買ってしまうのだろう?)、鳥好きの娘にも読めるかと思って買ってみた。 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫) 作者:川上和人 新潮社 Amazon タイトルからして人を食っているのだが、全編…

餅は餅屋

餅は餅屋って、慣用句的に「さすがプロだねぇ」って感じで使っているけれども、奥が深い言葉だなぁと本当に思う。 新規事業ですでに誰かが店を広げている分野に参入しようとする時(新領域参入ってやつだね)、どこかに「あれならオレたちにもできるんじゃね…

コロナの記録

先週木曜日の夜、風邪のひき始めのような喉が乾燥する感覚を覚える。 熱はなく、しかし風邪ならしっかり具合が悪くなりそうな予感があったし、ご時世がご時世なので翌日は午後半休にしてPCR検査の予約を入れることにする。 翌日の金曜日、変わらず喉の違和感…

美味しいとは断定できないんだけど好き

前から読もうと思っていたこんな本を読む。 ブルックリン・フォリーズ (新潮文庫) 作者:ポール・オースター 新潮社 Amazon 子供の頃にO・ヘンリ短編集を読み、悪い頭なりに「いい話だなぁ」と記憶していて、なんとなくアメリカ文学の有名所を読んでみたいと…

世界は知らないことだらけ

Kindle日替りセールで遭遇し、高評価だったので購入。 ULTRAS ウルトラス 世界最凶のゴール裏ジャーニー 作者:ジェームス・モンタギュー カンゼン Amazon サッカーの戦術の本を読んだばっかりだったので、まぁ繋がりといえば繋がりかなぁと思って読んでみる…

戦術の進化と生きる人材

Kindle日替りセールでこんな本をポチる。 サッカー店長の戦術入門~「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来~ (光文社新書) 作者:龍岡 歩 光文社 Amazon サッカーフリークによる現代サッカーの戦術の歴史、詳細を描いた本。 門外漢からすると、ただただ…

視点が変わることは楽しい

Kindle日替りセールで目にして、非常に高評価のレビューだったのでポチる。 宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう (ブルーバックス) 作者:高水裕一 講談社 Amazon 小学5年生の娘にもいいかな、なんて思ったが、流石にちょっと早そう。…

希望の書

Kindle日替りセールでこんな本をポチって読む。 元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術 作者:尾林誉史 あさ出版 Amazon まぁ、タイトル通りの本ではあるけれども、小生と年代が近いこと、元リクルートあたりが気になって購入。 …

POCの地獄

SNSで本書の激しいレコメンドを目にして思わずポチって読む。 リーンマネジメントの教科書 あなたのチームがスタートアップのように生まれ変わる 作者:細野 真悟 日経BP Amazon ビジネス書にはちょっと食傷気味だったんだけどなぁと思いつつ、今回は存外のヒ…

これは考えさせられる

組織・人事に関連してこんな本を引っ張り出す。 稲盛和夫 最後の闘い―JAL再生にかけた経営者人生 作者:大西 康之 日本経済新聞出版 Amazon 最初に述べておくと小生は稲盛さんの書籍とは距離を置いているタイプの人間である。 根が性悪説なもんで…というのは…

持ち時間5分と言われたら

仕事の折々で、「じゃあ持ち時間5分でお願いします」とスピーチをお願いされることがあると思う。 大抵の人は困るんじゃないだろうか。 普通、何をどう喋っていいか見当がつかないからだ。 稀に、喋りたいことが山ほどあるのに時間が短すぎる、という人もい…

テクニックではなく力を身につけること

セールだったのと仕事で必要だと感じたのでこんな本を買って読む(現在二周目)。 システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ (日本経済新聞出版) 作者:白川克,濵本佳史 日経BP Amazon レビューの評価は高い。 そして結構長めの本。 コンサルティン…

自分の技は自分で切り拓け

※5月2日はお休みをいただいておりました。 今日のエントリーは素人さん置き去りである。 Amazonポイント還元セールで武術書をまとめ買い&固め読み。 “円”の合気 修得のキーワード! 作者:成田新十郎 BABジャパン Amazon 新装増補版 日本柔術の源流 竹内流…

帝王学を学べば帝王になれるのか…それが問題だ

Kindle日替りセールで遭遇したので再び中国古典に触れる。 座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」 (角川新書) 作者:出口 治明 KADOKAWA Amazon 出口さんの本は久しぶり。 それにしても流石の博識である。 本書でとり上がられている貞…

使い道がないお金があったら…

生まれて初めて画集を買う。 Water 作者:坂口恭平 左右社 Amazon 時々美術館に行く。 年に数回というところだけれども。 先日、家族で森美術館を訪れた帰り、ミュージアムショップで販売されていたのがこちら。 その時にパラパラめくって、「これは!」と思…

継続にマンネリは敵なのか

毎日走っている。 雨の日は走らないようにしているので、365日というわけではないのだが、今のところは大体10キロ、月間300キロを目標(目安?)に走っている。 どうも性格的に、同じことを繰り返すことが合っているように思っていたので、トレーニング理論…

誰が読むんだ?あぁ、俺か…

ポイント還元セールで買っておいたこんな本を読む。 ビル・ロビンソン伝 キャッチ アズ キャッチ キャン入門 作者:鈴木秀樹 株式会社 日貿出版社 Amazon キャッチ・アズ・キャッチ・キャン、通称CACCというのは、イギリス発祥の古いレスリングのスタイル。 …