人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

協力を求めないのは罪悪だぜ

仕事術で最も高度な分野の一つは、他者の協力を求めることだと思う。

自分の仕事を人にお願いするのは気が引ける。

 

それは責任感のある日本人ならよくある感覚だと思う。

全然悪いことではないのだが、しかしその責任感ゆえにアウトプットに影響があったらどうだろうか。

 

一人(もしくは自部門)で丸抱えした結果、検討のレベルが上がらず要求水準に満たない。

または結局リソースが足りずに期日に遅れてしまう。

 

これでは全く意味がない。

責任感を示すことは単なる自己満足でしかなくて、求められていることは期日までに要求水準を超えるクオリティに到達すること。

 

その求められているアウトプットに到達するために、丸抱えで可能なのか、ドライかつ現実的に見極めて、無理ならば早々に協力を求める。

カッコ悪い、恥ずかしい、悔しいと思うだろうが、大事なのはアウトプットなのだ。

 

「お前の気持ちなど知ったことではない。必要なアウトプットを出せ。」というのが組織の要求。

そこを勘違いしてはいけないのだよなぁ。

 

周りの人達だって、「あんな高い要求されて大変だな、手伝ってあげようかな」と思っているはず。

そこを頑なに丸抱えしたら、周りは「バカだなぁ…」と思うし、そういう段取りが悪い人達とはあんまり仕事がしたくないなと考えるだけ。

 

だから協力を求めるのは難しいかもしれないけれど、とても大事なテクニックなんだぜと。

自戒を込めて。

 

まぁ、ご参考ということで。