人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

新規事業開発

視点を変える

娘を私立の小学校にいれていて、ずっと登校のお供をしてきたのである。 緊急事態宣言を受けて、時差通学のために中途半端な登校時間となり、これまでであれば自転車で駅まで送って帰宅し、そこから出社だったのが、それでは小生の出社時間に間に合わなくなっ…

イノベーションは起こせるか

もういつからそんなことが課題とされるようになったのか、記憶が定かではないが、企業におけるイノベーションが問われている。 新規事業のコンサルティングなんていうのも、そういう流れの中で行ってきているわけで。 たまたまこんな本を読む。 日本のものづ…

アウトレットモールってどうなんでしょうね

気がつけば十数年前から主要都市郊外にアウトレットモールが沢山できて、すっかり定着した感がある。 先日もつい行ってみたりしたのだが、この商売ってどうなんでしょうね、と思う。 あればあったで時々行ってみたり、旅行の途中に寄ったりもするけれど、基…

変わらないビジネスモデル

昨日、故あって日本橋三越本店に行く。 平日の昼に会社を抜け出したのだが、まぁ凄い人である。 コロナ禍の最中なので、往時の混雑ぶりからは落ち着いているが、地下の食品街は、それでも「ついでに家族に土産でも」という思いを断ち切るほどのレジ行列。 主…

感覚の開きがヤバい

コロナを機にリモート化が進んだ会社と、結局元の状態に戻った会社、そもそも何も変えていない会社と、色々あることと思う。 小生は故あって毎日通勤しているのだが、やり取りする外部の方々は基本的にリモートになっているようだ。 先日マンションの理事会…

己を知る

新規事業開発においても、キャリア開発においても、己を知ることはとても大事だと思う。 「自分(ウチの会社)らしいか、らしくないか」「この手の話が好きか、嫌いか」「ワクワクするか、しないか」。 あれこれ事業の検討をしたり、転職活動をしたり、実際に…

性善説・性悪説

良い組織とは何か。 今も研究が続く問いである。 小生なりに思うところはある。 ビジネスの世界で言えば、「バカでもできる完成されたビジネスモデルを、賢い人間でモチベーション高く取り組む」という組織が最強。 殆どの大手企業は、「そこそこ賢くないと…

リーダーとは仲間を増やせる人

新規事業開発でも、普通の仕事でも、何か仕事と離れた活動でもいいのだが、その中において「リーダー」とは「仲間を増やせる人」だと思っている。 長年携わってきたので新規事業開発で例えるが、新規事業開発を任される人の中には、取り組むべきアイデアを一…

良いお店の条件

それこそコロナ前はしょっちゅう飲みに行っていたが、非常事態宣言を経て、やっと最近月に一度二度という感じで再開するようになった。 で、お店を探してみると、よくお邪魔していた店が閉店していたりと、非常に残念である。 いや、小生が店の良し悪しを論…

まずは答えを立ててみる

仕事の段取りの良し悪しというのはある。 先に期日を決めて工程を逆算するとか、先に勝負プレゼンのアポを取ってから内容を練る、なんていうやり方もある。 いずれにせよ、ゴールを決めてから動き出すのは基本的な行動かと思う。 たまたまであるが、こんな本…

組織は戦略たりうるか

「世界標準の経営理論」他の著作で入山先生は、経営理論は経済学、社会心理学、組織論の三つのアプローチに分けられると解説していたと思う。 小生が在籍していたリクルートグループも、採用事業から始まったこともあって、組織論や社会心理学には強いこだわ…

伝わってなんぼ

「インセプション」という映画がある。 インセプション [Blu-ray] 発売日: 2011/07/20 メディア: Blu-ray 非常に有名なのでご覧になった方も多いと思うが、スリルとアクション、映像の美しさもあって、個人的には何度も見てしまう一本。 ターゲットの潜在意…

どうしたら良いかわからないのはインプットが足りないから

アイデアの源泉はインプットである、という主張は前にも述べた。 何もない人間がアイデアを捻り出すのは難しい。 何度も新規事業のアイデア創出ワークショップをやったことがあるが、ある程度の年齢・経験を重ねた参加者の方が、アイデアはたくさん出てくる…

新説と珍説の狭間

新規事業の世界は、「次はこれが来る!」のオンパレードである。 本当に来るかもしれないし、一過性のものかもしれない。 ガートナーが発表している「ハイプサイクル」もあるけれど、あれを眺めても「ふーん」という感想くらいしか小生は思いつけない。 結局…

生産性と高揚感を高める働き方改革

こんなレポートを読む。 https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000000901/?fbclid=IwAR3JypKQQRh5CwInPnAX3zAdUIBCj0Layd7F2IEq1P4fm8-Gjv_0fVCVC4Q 「働き方改革」という言葉が語られるようになり、それなりの時間が経過したと思う。 コロナ…

「君たちはどう生きるか」 読了 〜知識と経験〜

リンクはこちら。 君たちはどう生きるか 作者:吉野源三郎 発売日: 2017/08/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) というわけで、池上彰氏の解説に続いて原著を週末に一気読み。 娘に適したものならさっさと渡そうと思ったので、ちゃっちゃと読んだのだが、流…

「安売り王一代」 読了 〜圧巻の情念〜

リンクはこちら。 安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生 (文春新書) 作者:安田隆夫 発売日: 2015/12/04 メディア: Kindle版 経営関連の本を漁っている中で出会った一冊。 ご存知「ドン・キホーテ」社の創業者、安田氏による自叙伝というか回顧録。 店は…

「20億人の未来銀行」 読了 〜足元から創るFintech〜

リンクはこちら。 20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る 作者:合田 真 発売日: 2018/06/23 メディア: Kindle版 Kindle日替りセールでのレコメンドでポチったかと思う。 新ビジネスとしてなかなか興味深い…

社内キャズム

キャズムという概念については、当ブログの読者ならご存知のことと思う。 市場に新しいプロダクトを展開させるにあたり、マジョリティに挑む際の「深い谷」といってよかろう。 一応解説のリンクを貼る。 https://cyber-synapse.com/dictionary/ja-ka/chasm-t…

eBikeに乗ってみた

昨今話題の新カテゴリー自転車であるeBike。 電動アシスト自転車を、もっとスポーティに振ったものという感じだろうか。 今年は国内外のメーカーから新製品が続々と展開され、まさに「eBike元年」といった趣。 昨今の「密」を避ける目的から自転車通勤を認め…

「2030年アパレルの未来」 読了 〜難局を前に、どう戦うか〜

リンクはこちら。 2030年アパレルの未来: 日本企業が半分になる日 作者:福田 稔 発売日: 2019/06/21 メディア: 単行本 アパレルと出版は昔から最も経営が難しい業態なんじゃないかと思っている。 ヒットを作るのと、在庫のコントロールが高難度だからだ。 大…

人は楽を求めるのか、苦労を楽しむのか

小生は車の運転が大好きで、いくらでも運転したいと思っていた。 ところが、先日購入した車に、半自動運転機能が付いていたので使ってみると、これがもうやめられない。 まだ高速道路での利用に限られるのだが、もし車に乗り込んでから降りるまで、全く運転…

ストックビジネスは下りのエスカレーター

何度かストックビジネスとフローのビジネスについては書いているのだが。 多くの人が憧れるのか、ストックビジネスの新規事業計画は、たくさんレビューしてきたけれども。 ストックビジネスを「継続課金型」と呼ぼうが「サブスクリプション」と呼ぼうが「チ…

「おいしい」と思え

偉い人の前でプレゼンする。 「失敗したらどうしよう」「緊張する」ではなく、「自分の存在をアピールできる!これはおいしい」と思え。 お客様に謝罪に行く。 「ツライ」「嫌だなあ」ではなく、「ここで潔く謝罪して、逆に信頼を得ることができれば、一発逆…

「文部省の研究」 読了 〜昔から当たり前だと思っていることを疑う〜

リンクはこちら。 文部省の研究 「理想の日本人像」を求めた百五十年 (文春新書) 作者:辻田 真佐憲 発売日: 2017/04/20 メディア: 新書 社会学系の学びはとても好きで、大学時代の一般教養の授業で学んだ日本の近代化の流れなどは、今も記憶に残っている。 …

新規事業と企業トップの関与

新規事業の推進は企業全体の取り組みとして行わなければならない、というのは以前から申し上げている。 その中には当然、経営陣の関与(できればコミット)が含まれる。 新規事業は単なる収益機会というだけでなく、本業の再定義、神戸大学三品教授が転地と…

介在価値

間に入る仕事というのがある。 簡単なところで、日程調整を考えてみたい。 関係者の予定を集めると、タイミングが揃うのは1ヶ月後、みたいなことがある。 じゃあ1ヶ月後で、というのは仕事をしていると言えなくはないが、少なくとも人間の働きとしての価値は…

「アカマイ」 読了 〜ツルハシを売る〜

リンクはこちら。 アカマイ 知られざるインターネットの巨人 (角川EPUB選書) 作者:小川 晃通 発売日: 2014/08/11 メディア: Kindle版 皆さんはアカマイという会社をご存知だろうか? インターネットのインフラ周辺のビジネスに関わったことがある人なら…

「アートに学ぶ6つの『ビジネス法則』」 読了 〜異分野の知見を援用できる人を教養人と呼ぶのでは〜

リンクはこちら。 アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」 作者:髙橋芳郎 発売日: 2019/05/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) Kindle Unlimitedでお勧めされてダウンロードした一冊。 アートとビジネスの組み合わせでは、色々な本が出たが、引き続き個人的に…

したい、されたくない

新規事業開発のコンサルティングにあたって、尊敬する先輩の一言で「ユーザーを囲い込みたい事業者はいるが、事業者に囲い込まれたいユーザーはいない」というものがある。 けだし名言。 「プラットフォームビジネスでユーザーを囲い込むのだ!」などと仰る…