人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

テクニックではなく力を身につけること

セールだったのと仕事で必要だと感じたのでこんな本を買って読む(現在二周目)。

 

レビューの評価は高い。

そして結構長めの本。

 

コンサルティング会社によるシステム発注者が身につけるべき技術、心構えを説いた本。

企画のところからリリース後まで順を追って展開され、一つ一つのステップについて詳細に記載されているので長い。

 

多分一読して頭に入る人は多くなくて、プロジェクトの進行状況に合わせて手引きとして参照しつつ学ぶというのが良いかもしれない。

ざっと見た感じ、ビジネスパーソンとして一般に「ちゃんとしている」人であれば意識的・無意識的に実践している行動を徹底し続けるということなんだな、という印象を持った。

 

やっぱり地道に力をつけていくべきだよね、ということでホッとするような、やっぱり「銀の弾」はないんだなぁとガッカリするような。

日々の仕事を丁寧に、しっかりこなしていくしかないんだなぁ、なんて。

 

武道の世界では、師匠からこっそり教わる裏技というのがある。

それを知っていると、いざという時に凄く助かるし、最後の拠り所という安心材料にもなる。

 

じゃあ裏技は、それだけ知っていればいいじゃん、というものなのか。

そんなに裏技が有効なのであれば、普段の稽古は何のために、何を磨くものとして修行しているのか。

 

ふと師匠から教えていただいたことを思い出したりするのである。

本書ではテクニックを記述してあるのだが、武道の世界における裏技というよりは、実践することで結果的に地力がついてくる内容だと感じた。

 

今日も頑張ろ。

まぁ、ご参考ということで。