人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

コンサルから事業会社へ その1

新規事業開発を専門とするコンサルタントから、事業会社のサービス企画・サービス主幹部門に転職して、はや数年。

共通の知見で進められることもあれば、新たな気づきや発見もある。

 

いい加減その辺を整理していかなければと思う今日この頃。

色々あるのだが、新規事業開発のコンサルタントをやっていた時には完全に持っていなかった視点が、サービスを終了させることなんだな。

 

もちろん、立ち上げた事業がうまく行かなかったときに、どう撤退させるか、なんていうシナリオは持っていたのだけれど、長年稼いで来てくれたサービスをどう終わらせるか、というのは事業会社ならではだと思う。

利益が出ていても、時代に合わなくなっていたり、無用なオペレーションが広がっている事業は早々に撤退を考えなければならない、というようなことはドラッカーも言っていたと思うが・・・。

 

利益が出ていなければ終了する、というのは当たり前のようで短絡的。

利益が実は出ていないのだが、ユーザーが千も万も居る、なんていう状況はなかなかキツい。

 

それでも終わらせないと、新規事業も含め次のステップには進めないものなのだ。

なんせリソースは無限ではないし、従事してその事業に多少の愛着(愛憎?)を持っている社員だっているからね。

 

「立ち上げる」と「止める」が表裏一体であること。

これは事業会社ならではの事情だったなと。

 

まぁ、ご参考ということで。