人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

強力なビジネス文書の書き方

Kindle日替りセールでレビューが高評価だったこんな本を読む。

 

最近ますます「文章力は仕事力」だなぁと感じる機会が多くなってきたこともあり、改めて勉強しておこうという狙いである。

内容には網羅性があるし、正しく優れているし、わかりやすい改善例も示されている。

 

で、ふと思ったのは、この本をどうやって活かそうか、である。

この辺が電子書籍の限界なんだと思うのだが、折に触れて参考になりそうな箇所を探し、読んで試してということがやりにくい。

 

やるとしたら目次からさらっていくしかないんだよなぁ。

それも面倒なので、折に触れて学びを得たいという人は本書を紙で買うことをお勧めします。

 

さて、正しいライティングは本書で学んでいただくとして、小生我流のビジネスライティングの方法を、自身の振り返りとして述べておきたい。

 

①まず、伝えたいことを表現の適切さなど気にせず、抜け漏れなく全て書く。

たくさん書くことになって面倒だと思いがちなのだが、書けても完成形の倍くらいの量にしかならないので、あまり心配しない。

ちなみにライティングが下手な人の中には、これをやらずにいきなり完成形を目指し、結局ゴールに辿り着けないというタイプの人がいる。

 

②次に、文章に論理の飛躍がないか、暗黙の知識を前提とした論理構造や表現がないかを見返して吟味する。

自分の「当たり前」を客観的に捉え直す作業なので、苦手な人は一定割合で存在するが、そういう人はライティング以外にも難しさを抱えていることが多い(余談)。

 

③さらに、表現を吟味する。

ポリコレ、コンプラ、「いまどき」かどうか、読み手の知識や経歴上違和感のない用語選びか、その文書が「一人歩き」しても誤解を与えない(あるいはインパクトを持ち続けられる)表現とは、など。

 

④最後に、極限まで削る。

ビジネス文書は短ければ短いほど力を持つと思っている。

文書がどれだけ多くの人に読まれ、影響力を与えられるかが勝負(できれば「一人歩き」させたいくらい)なので、長い文書は避けたい。

つまりは、「内容が正しく伝わる最短の文書」を目指す。

 

一見大変そうだが、手抜きしてゴールに辿り着けないようでは意味がなく、結局このやり方が正しいと感じている。

まぁ、ご参考ということで。