人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

コンサルから事業会社へ その3

事業会社側で色々サービス開発に関わるようになって、時折苦笑いしてしまうのが、他社動向が気になってしまうところなのである。

市場に向き合い、自社の強みを考えて取り組むべき事業は何か、本当はそう進めるべきなのは百も承知なのだけれど、まず「あそこはどうしてるの?」ってすぐに考えてしまうのである。

 

難しいことはことは一旦傍に置いて、「お、A社はやってる、へー」「B社はやってないんだ、なんでだろう」「で、ウチはどう?やったほうがいい?いや微妙?」みたいな感じ。

業界のフロントランナーでもないから、というのはあるのだけれど、ゼロから一撃必殺みたいな事業に頭を悩ませるより、まず業界一般に求められているレベルを維持し、少しでも抜きん出るには、というほうが考え方としておさまりが良いのである。

 

で、結局日本人が大好きな横並び思考になって、思わず苦笑い。

一応言い訳しておくと、体力の勝る相手の物真似しても勝てないという判断はちゃんと入るし、自社の強みを活かすならこういうやり方だよね、というのは考えるので、単純に横並び、というのともちょっと違うんだけどね。

 

ただ、ゼロから考えるより、まず「よそはどうしてるの?」と考える習慣ができちゃったなぁ、と。

まぁ、ご参考ということで。