人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

社会インフラとビジネスモデル

一年も終わりが近づいているので、色々振り返ってしまう。

なんか新しいビジネスモデルとかあったかな、とか。

 

それでいうとパッと思いつかない。

よく考えるとこの2-3年、新しさという観点では驚ろくようなものはなかったような気がする。

 

はて、と考えてみると、この10年くらいの新しいビジネス(モデル)は、スマートフォンで出来ることをベースに構築されたものが、圧倒的に多かったと思う。

一人一人が画面とカメラと位置情報とネット接続と決済機能を持つことで成立するビジネス。

 

その前はパソコンと(ブロードバンド)インターネットだろうか。

何が言いたいかというと、社会インフラというべきものが新たなフェーズを迎えた時に、新しい社会インフラを土台にしたビジネスが生まれるのかもしれない、ということ。

 

そうすると、新しいビジネスを生み出さんとする時、それは社会インフラのどんな変化に乗っかろうとしているのか、という問いを立ててみることは有効だと思う。

乗っかる変化が見当たらないとすると、それは一見新しいようで実は既にあるビジネスの焼き直しで、良い点も悪い点も既出のものかもしれない。

 

逆に、乗っかる変化が見当たるのであれば、何をしなければならないか、どれくらいインパクトがありそうか、が見えてくる。

それはまた、とってもワクワクする思考だと思うけれども。

 

新規事業の「新しさ」については色々議論があるのだが、新しい社会インフラに乗っかるものか、というのは大事なポイントだし、社会インフラに変化がないタイミングには、あまり新しいビジネスモデルは出てこないんだろうなと。

まぁ、ご参考ということで。