今なにを言っても、後講釈にしかならないが、敢えて触れておきたい。
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2311/07/news124.html
weworkである。
多くの人も思っていたが、登場した時から「これ何が新しいの?どう凄いの?」だったのである。
当時、不動産系のクライアントもいて話題になっていたから、表立って論評することは出来なかったけれど、ビジネスモデル的には物件を細切れにして転貸するものでしかない。
小分けにして高く売る、というのは古典的なビジネスモデルだが、二倍三倍の収益は得られない。
コーディネーターがいて、無料のビールと交流の場でイノベーションが生まれる、なんてノリだったけど、それでイノベーションが生まれるなら誰も苦労はしないだろう。
その後に登場した今時のシェアオフィスの方が、よほど考え抜かれたビジネスモデルだったと思うし。
収益モデルに新しさはない。
売りのポイントに疑問符がつく。
この時点で立ち止まるべきだったのだが、本件の教訓は、凄そうに見えれば実際に金も集まってなんとかなってしまう、という怖さだと思う。
セラノスとは言わないが、なんかメタファー。感じてしまうんだよなぁ。
改めて、いま後講釈するのは凄くカッコ悪いんだけど、恥を忍んでコメントしておきたいのであった。
まぁ、ご参考ということで。