人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

新たな書き手との出会い

以前Kindle日替わりセールで購入してそのままだった本を読む。

 

今どき自分から「楽しく学べる」なんて言うのもな、と今更ながら思うのだが、読んでみて実際なかなか楽しめるのであった。

知財にまつわる「へー」が満載で飽きさせない。

 

法律がどういう成り立ちや構成になっていて、何を保護しているのか、という解説から、誰でも知っている具体的事例まで、トリビア満載である。

だって奥さん、キューピーマヨネーズはキューピーの商標を爆弾とか爆発物でも使えるように登録してあるんですってよ、みたいな感じである(当時の担当者のおふざけだろう)。

 

それでもって著者が果敢に取材や調査を行うさまが、また面白い。

「何やってんの?」と突っ込みたくなるくらい。

 

勝浦ホテル三日月の黄金風呂に実際入りに行ってみる、中高年女性向け美容商品を中年男性の身で実際に買って試してみる。

想像するだけでちょっと可笑しくなる。

 

そして巻末の著者紹介にあるポートレート

抜群の笑顔である。

 

これは面白い書き手に出会ってしまった。

もちろん、ちゃんとビジネスでも活かせるような配慮はあるので、ご安心あれ。

 

昨今は著作権等の権利主張を強行に押してくる人もいるけど、本来応じる必要がないものもたくさんあるので、しっかり勉強して、ちゃんと主張すべきものは主張しようぜ、とかね。

とにかく、著者の今後が気になる、新たな出会いであった。

 

まぁ、ご参考ということで。