人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2023-01-01から1年間の記事一覧

無人島に持って行くなら

本好き、音楽好き、映画好き。 それぞれに「無人島に持って行くならどの一冊(一枚・一本)」なんて質問がある。 小生、本は読むほうだと思うが、この質問に答えられる自信がない。 昔はなんとなく「持って行く」本があったのだが、年齢や環境の変化とともに…

信じられないものを信じ続ける

積読在庫消化。 キリスト教と日本人 (ちくま新書) 作者:明人, 石川 筑摩書房 Amazon 宗教、歴史、文化ジャンルの本は割と読むんだなぁ、改めてみると。 Kindle日替りセールで買ったんだと思うけど。 日本人とキリスト教のかかわりを歴史的に概観するとともに…

武術と学問

武術研究をライフワークとしてはや数十年。 最近心に残っている言葉として、極真会館の松井館長が述べられた「各流派にはそれぞれが考える『実戦』がある」というもの。 それぞれが考える「実戦」に基づき、技術体系が編まれ、「哲学」というか考え方が構成…

加害者は語れない

積読在庫消化。 本当は怖ろしい韓国の歴史 作者:豊田 隆雄 彩図社 Amazon Kindle日替りセールで買ったんだと思う。 嫌韓本は読まないことにしてるし(別に韓流好きでもないけど)。 身近な国だし、歴史は学ぶことにしているし、という感じで読んでみた。 著…

もう少し深い論考を

積読在庫消化。 ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い (NHK出版新書) 作者:西寺 郷太 NHK出版 Amazon 「呪い」というのは、あの有名な「ウィ・アー・ザ・ワールド」に参加した歌手たちが、その後ヒットに恵まれずマイナーになっていく傾向が多かったことを指して…

「家庭の医学」はどこいった?

積読在庫消化。 医者が教える 正しい病院のかかり方 (幻冬舎新書) 作者:山本 健人 幻冬舎 Amazon 実はヘルスケア系の新規事業にあれこれ関わっていたこともあり、それなりに知見は有しているつもり。 本書はまあ、タイトル通りの本なわけだが、それなりに知…

新刊を待つ喜び

本屋の新刊コーナーで発見し、思わずレジへ。 天幕のジャードゥーガル 3 (ボニータ・コミックス) 作者:トマトスープ 秋田書店 Amazon 内容に関しては割愛(割愛すんのかよ!)。 史上最高に面白いのかと問われれば、そんなことはない。 多分「ブルージャイ…

教養なのか?

積読在庫消化。 教養としての社会保障 作者:香取 照幸 東洋経済新報社 Amazon Kindle日替りセールで購入したんだと思う。 実は小生、過去に社労士の試験を受けたことがあり、科目ごとの足切りで落ちてしまったのだが、社会保険関係の知識のおさらいにでもな…

25、26日は更新をお休みします

水曜日から再開します。 よろしくお願い申し上げます。

茶帯でやめておく

以前、小生が通う合気道の道場に入門された方で、比較的年齢が高い男性の方がいた。 テンションが低く、そこがまた面白ポイントのおじさんだったわけだが、入門したての頃から「茶帯くらいでやめる」宣言をしておられた(実際は茶帯になる前にやめらたと思う…

仕事ができるようになるには

積読在庫消化。 「仕事ができるやつ」になる最短の道 作者:安達裕哉 日本実業出版社 Amazon 著者のブログは何度か読んだことがある。 そんなこともあってKindle日替りセールで買ったんだと思う。 ブログを読んでもいつも感じるのだが、なんだろう、この居心…

習慣と環境

積読在庫消化。 小学生のうちに身につけたい! 「勉強」のキホン 作者:國立 拓治 あさ出版 Amazon 小生の娘も小学6年生。 積読在庫消化に動いてなければ危うく「小学生のうち」が過ぎてしまうところだった。 塾経営が長い著者による勉強習慣の身につけ方、と…

本業に腰を据える

積読在庫消化。 2016年の週刊文春 (光文社未来ライブラリー) 作者:柳澤 健 光文社 Amazon いやー、長い。 柳澤健氏の著作は圧が凄いのに、しかも長いのだが面白い。 元々は雑誌連載で、二十数回分を一冊にまとめたとのことだから、そりゃ長い。 今も何かと話…

大人の成長は測れるか

まー、中間管理職というのは、社員の育成に責任を持っているわけですね。 で、社員に広い意味での成長を期待し、成長するよう仕向けていくのだが、これがまぁご承知の通り、成果を図ることが難しい。 手間取っていたタスクが時間と共にできるようになる。 こ…

足が速くなりたければ速く走れ

積読在庫消化。 自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド 高速仕事術/上岡正明 ノーブランド品 Amazon リンクはこれでいいんか…。 それはともかく。 もうこういうビジネス本はいいんじゃないかなぁ。 成長と成功を目指すなら高速で仕事をする術を身…

標準化

積読在庫消化。 ビジネスプロセスの教科書―アイデアを「実行力」に転換する方法 作者:山本 政樹 東洋経済新報社 Amazon ビジネスプロセスとは何か。 「業務フロー」がパッと思いつくが、業務フローはビジネスプロセスの一部であり、その一表現にすぎない。 …

潰しの効くキャリア

こんな記事があって。 news.yahoo.co.jp コメント欄にPOSSEの今野さんが寄せている通りだと思うんだが、ホワイトすぎるから、というより「このまま今の仕事を続けて生きていけるんだろーか」という漠然とした不安が転職に突き動かす、ということだと受け取っ…

リモートワークはお好きですか

先週金曜日は台風だったので、大事をとってリモートワークとした。 朝方は大雨だったので、通勤しないで済むというのはありがたい。 しかしなぁ。 ただでさえ日本の会社員は業務の定型化が進んでいないのに、こちとら管理職、作業的は限られており、会議も多…

歴史に何を思うか

積読在庫消化。 近代ヨーロッパ史 (ちくま学芸文庫) 作者:福井 憲彦 筑摩書房 Amazon 出会いはKindle日替りセールだったと思う。 歴史系の書籍は比較的読んできた方だと思うが、良書だと思う。 歴史に関する本というのは、何の歴史を語るか、そのテーマ設定…

昔はよかったか

積読在庫消化。 虫とゴリラ (毎日文庫 よ 1-1) 作者:養老 孟司,山極 寿一 毎日新聞出版 Amazon Kindle日替りセールでそこそこの評価だったので購入したんだと思う。 ご存じ養老先生と京都大学霊長類研究所の山極先生の鼎談。 養老先生はカメムシのアマチュア…

ビジネスモデルあれこれ

積読在庫消化。 「値づけ」の思考法 作者:小川 孔輔 日本実業出版社 Amazon プライシングをテーマにした本ではあるが、どちらかというと理論というより有名なビジネス事例集みたいな感じ。 後書きを読んでわかったのだが、雑誌連載を再編集した本だそうなの…

オーソドックスをなめるな

積読在庫消化。 経営戦略ワークブック 作者:河瀬 誠 日本実業出版社 Amazon コンサル時代の先輩がおすすめしていたので購入。 ということは、だいぶん書棚の肥しの期間が長かったということだ。 ゴメンナサイ…。 本書は、「ワクワクする経営戦略」を、一般社…

スポーツドキュメンタリー最高

積読在庫消化。 詰むや、詰まざるや 森・西武 vs 野村・ヤクルトの2年間 作者:長谷川晶一 インプレス Amazon きっかけはKindle日替りセール。 不勉強で著者のことは存じ上げなかったが、野球中心のスポーツライターでいらっしゃるご様子。 画像を見ていただ…

トレーニングの成果が出る時

ここしばらく「マフェトン理論」を参考にしながら走っている。 本当は栄養学みたいなものとセットなのだが、とりあえずランニングメソッドだけ。 簡単に述べると180-年齢の引き算から導き出された心拍数(走り込んでいる人はプラス5まで許容)を上限として、…

浅いなぁ…

積読在庫消化。 魚を与えるのではなく、サカナの釣り方を教えよう 起業家の父から愛する子へ33の教え 作者:浦田 健 実業之日本社 Amazon Kindle日替りセールでちょっと微妙に思ったが購入。 読んでみて懸念の通り。 父が思春期の子供に贈るという体裁のビジ…

冗談はほどほどに

積読在庫消化。 完全教祖マニュアル (ちくま新書) 作者:架神恭介,辰巳一世 筑摩書房 Amazon それなりに話題になったと記憶していたのだが、ずいぶん前のKindle日替りセールで買ったのだと思う。 気がつけば著者の本は数冊読んでいた。 新興宗教の教祖になる…

入門書あれこれ

積読在庫消化。 経済学講義 (ちくま新書1276) 作者:飯田 泰之 筑摩書房 Amazon 例えば経済学部に入学することが決まった高校三年生が入学前に読む、あるいは個人的な興味を深めるターゲットとして経済学を考えた人が最初に読む、そんなことを意識して書かれ…

長く読む本

積読在庫消化。 中世の星の下で (ちくま学芸文庫) 作者:阿部謹也 筑摩書房 Amazon 中世ヨーロッパを研究してきた著者があちこちに寄稿したエッセイを集めた本。 Kindle日替りセールで評価が高かったので買ったのだと思う。 著者のことは不勉強ながら存じ上げ…

耳触りのよい目標

積読在庫消化。 科学的にラクして達成する技術 作者:永谷 研一 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 行動変容、習慣化などを成果とする教育ツールを開発した著者によるビジネススキル本とでも言おうか。 ちょっと流し読みしちゃった感があり…

錬金術

積読在庫消化。 中学生にもわかる化学史 (ちくま新書) 作者:左巻健男 筑摩書房 Amazon Kindle日替りセールで買ったんだと思う。 ほんとタイトル通りの内容で、化学式なんかも出てこず、サラサラと人類の化学史が展開されて行く。 なんというか、二次曲線、三…