人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

標準化

積読在庫消化。

 

ビジネスプロセスとは何か。

「業務フロー」がパッと思いつくが、業務フローはビジネスプロセスの一部であり、その一表現にすぎない。

 

それくらい包括的な概念ではあるけれども、それをしっかり定義して進めなければ、企業の業務変革はままならんよ、という趣旨だと理解した。

そう思うと「アイデアを実行力に転換する方法」というサブタイトルはどうなんや…と思うが。

 

いくらマニュアルを作ろうが、プロセスが定められていなければ属人化の罠から抜けられない。

情報システムを導入しようにも、プロセスが定められていなければゼロから要件定義に取り組まねばならないし、そうなると進まない&終わらない。

 

アウトソースしようにも、現在地があやふやだと「どうしたい」が描けずベンダーに丸投げして料金を叩くことしかできないし、コントロールできずにロックインされてしまう。

余談だが、プロセスの定義と標準化が進んでいない会社が多いために転職市場が発達しない、というのは「なるほどな」と思うところがある。

 

つまるところ「標準化」なのだが、これはもう経営センスのレベルだよなぁと思う。

標準があり、標準をもとにルールができ、ルールがあってはじめてそれを遵守させることができる。

 

現場の創意工夫を言い訳に標準化を怠ると、戦術で勝てても戦略で負けることになる。

耳が痛いよなぁ。

 

まぁ、ご参考ということで。