積読在庫消化。
コンサル時代の先輩がおすすめしていたので購入。
ということは、だいぶん書棚の肥しの期間が長かったということだ。
ゴメンナサイ…。
本書は、「ワクワクする経営戦略」を、一般社員でも総合的なビジネススキルを学びながらできるようになることを目指すもの。
ケーススタディも多く、擬似的に研修講義を追いながら展開していくので、サラサラと読めるし、やってみようかな、という気にもなる。
で、読んでいて俺もおじさんになったかも、と思ったことを一つ。
本書の提示する知識や方法論というのは、割とオーソドックスなもので、目新しさはない。
だから、新しい理論だとか、尖ったものを求めている人には期待外れなのかもしれない。
しかしね、日々仕事に追われていると、こういうオーソドックスなんだけど、重要な思考・検討というのはなかなかやれないんですよ。
さらにいうと、そういうオーソドックスな手法で導き出された解も、割と予定調和で想像通りだったりするんだけど、結局それが正解で、その正解に集中して取り組めないことが課題だったりするわけ。
そういうことが、若かりし頃はわかってなかったなぁと思う。
新しい理論、誰も考えたことがない仮説、そういうことが提示できなければ価値がないと思ってしまう。
でもね、オーソドックスな理論を舐めたらあかんのですよ。
ありきたりの結論でもちゃんと考え抜いたかどうか、それをとことんやり切ったかどうか。
絶対やってないからね、みんな。
そんなことを思い起こされたのでした。
まぁ、ご参考ということで。