積読在庫消化。
それなりに話題になったと記憶していたのだが、ずいぶん前のKindle日替りセールで買ったのだと思う。
気がつけば著者の本は数冊読んでいた。
新興宗教の教祖になるためのマニュアルという体をとりながらも、広く宗教の歴史や解説をシニカルに展開して行く。
筑摩新書とは思えない冗談めいたテイストであり、サラサラと楽しく(?)読めるのだが、これはどういう本なのか。
まさかこれを読んで本当に新興宗教を始める人はいないだろうし、世界の宗教の概略が知りたいのなら、もっと別の本があるはずだし、別の本を読むべきだ。
娯楽だと評価するのであれば、それこそもっと選択肢がある。
ま、少なくとも宗教の解説書としては、独自の切り口ということは言えるかなぁ。
でも、あんまり悪ふざけはしない方がいいと思うけど…。
「仁義なきキリスト教史」の著者に、余計な心配だったか。
興味のある方はご一読あれ。
まぁ、ご参考ということで。