積読在庫消化。
行動変容、習慣化などを成果とする教育ツールを開発した著者によるビジネススキル本とでも言おうか。
ちょっと流し読みしちゃった感があり、改めて読み返したいところではあるのだが、大筋でまとめるとPDCAサイクルのデザインにおいて、しっかり定量化すること、続かなくなる要素を排除すること、そういった工夫が満載である。
「〇〇を頑張る」とか「徹底する」とかは、もちろんNG。
どれくらいやるかがはっきりしないからだ。
行動についても、人間なかなか定着しないものだから、「ついで」での習慣化を推奨。
通勤中に勉強する、朝出社したタイミングで報連相をする、帰りの電車で一日の振り返りをする、とかね。
振り返りについても、文章で350字から450字で、というフォーマットを提唱しながら、そのプロセスを通じて考えることを促す。
あるいは目標を他者と共有し、適切なフィードバック、特に斜め上の関係からフィードバックをもらうことで、客観的で有意義な学びを得る。
そんな感じで、極めて真っ当なよい習慣を解説した本なのでした。
ま、とりあえず「〇〇を頑張る」みたいな耳触りのよい目標は、よく登場するので要注意だね。
まぁ、ご参考ということで。