人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ビジネスモデルあれこれ

積読在庫消化。

 

プライシングをテーマにした本ではあるが、どちらかというと理論というより有名なビジネス事例集みたいな感じ。

後書きを読んでわかったのだが、雑誌連載を再編集した本だそうなので、コンパクト読者の興味を引く事例をポンポン続けていく構成になったのだろう。

 

だからダメというわけではなく、小生ですら「へー」となる事例を読みながら、気がついたら「あー面白かった」で終わる感じである。

だから画期的な理論とその有効性の論証、とかを求めている向きには不適合な本だし、実際「あー面白かった」の後には、「あんなやり方もあったな」くらいの記憶を実際の現場で生かせるかどうか、という程度。

 

ま、でもビジネスモデルには詳しくなれるし、仕事の場面での雑談のネタが野球や政治じゃねぇ、という人には良いんじゃないだろうか。

これをきっかけに、ビジネスモデルにより興味を持つこともあるだろうし、そういう意味ではやっぱり若者向けなのかしら。

 

まぁ、ご参考ということで。