会社の同僚に勧められて拝読。
WTP、WTSという概念を提唱している。
Willingness to pay ,Willingness to sell の略。
商品・サービスについて、どれくらい払ってもいいと思ってくれるか、あるいはどれくらい安く売っても満たされると感じられるか、その差が価値なんだ、というシンプルな議論。
付加価値を上げればWTPは上がるし、調達コストが下がったり従業員満足度が高ければWTSは下げられる。
それらを付帯サービスも含めて具体的に検討しようという話。
早速バリューマップを作ろうぜ、ということで、バリューマップというのはカスタマージャーニー観点で洗い出した購買決定要因のようなもの、と見受けられるのだが、競合対比で何を強みとし何を捨てるのか、を考える。
個人的には、これってブルーオーシャン戦略のバリュープロポジションじゃね?という気がしなくもない。
まぁそれは学会の偉い人たちの議論を経ているのだから、そういうことじゃないんだろう。
なんせ、コンセプトが非常にシンプルでよろしい。
巻末にも書いてあるが、シンプルじゃないと組織の末端に浸透しないからね。
いや、複雑な戦略は組織の末端に浸透するプロセスで単純化されていき、それが時に間違いに繋がるんだよ。
複雑な戦略を複雑なまま実行でから組織なんて、ファンタジーだと思った方がいい。
なのでシンプルな戦略は素晴らしいのです。
まぁ、ご参考ということで。