人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「家庭の医学」はどこいった?

積読在庫消化。

 

実はヘルスケア系の新規事業にあれこれ関わっていたこともあり、それなりに知見は有しているつもり。

本書はまあ、タイトル通りの本なわけだが、それなりに知見を有していたつもりの小生でも当然勉強になるわけで、社会保障予算の健全化のために、多くの人に読んでもらいたいところである。

 

医療知識のアップデートは意外と早いもので、小生の人生の中でも明確に変わったことが幾つかあるくらい。

だから知識は常に更新しておきたい。

 

で、本書の中でも懸念されているのだが、医療系の情報というのは玉石混淆である。

インターネットで検索して出てくる情報は、結構な確率で怪しい。

 

ましてサプリメントの広告なんかも出てくるので、見極める力がないと、相当厄介だろう。

じゃあ書籍ならきっと信頼できるに違いないと思ってAmazonで調べても、これまた怪しい主張の本がゾロゾロ出てくる。

 

本を出版するプロモーションも定着してしまったので、もはや書籍にも信頼感はないのである。

こればかりはテクノロジーの進歩による社会の退歩といってもいいんじゃなかろうか。

 

あのでっかい、真っ赤な「家庭の医学」に頼っていた時代が懐かしい。

さて、なんとかならんものかなぁ。

 

まぁ、ご参考ということで。