人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

伝説の始まり

娘が読んでみたいというので小遣いで買い、親父が先に読む。

 

アガサ・クリスティーのメジャーデビュー作にして、名探偵ポアロシリーズ第一作。

本書なくして現代ミステリは語れない一冊なのである。

 

訳が新しいためか、設定がそもそも古いためか、現代とのギャップみたいなものは特に感じず、普通に面白い。

頭の中で、デヴィッド・スーシェ熊倉一雄の声で喋っている・・・テレビのイメージは強力である。

 

その謎を最初からわかってた、というのはいくらなんでも無いんじゃないの?みたいな感想がないわけではないけれど、そこはエンタテインメント、「いやー、びっくり」と楽しむべきだろう。

伝説はここから始まったんだなぁと思うとまた感慨深いしね。

 

ミステリ好きなら読んでおいて損はないんじゃないかなと。

まぁ、ご参考ということで。