人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

真摯さが必要である

積読在庫消化。

 

なんかね、ビジネス書としてすごい良かったです。

娘に起業してもらいたいと思っているわけじゃないけど、人として大事なことが沢山書いてあるので、父としては読み聞かせたいと思ったくらい。

 

著者はトレジャーファクトリーという会社の創業経営者。

大学生の時に創業し、以来右肩上がりに突っ走っているという人。

 

何を考え、どう動き、失敗をどのように修正して今に至るのか。

どうやって人を育てるのか、どのように仕組み化するのか、経営者はどうやって自身を磨くのか。

 

すごい「ちゃんとした人」だなぁと思う。

「上司は部下の仕事が50点くらいでも良しとしなければいけない。上司と部下の実力差は思いの外大きく、50点のアウトプットでも本人なりに全力であることが多く、全力で取り組んでいればいずれ能力が上がってくる」と。

 

ははー、そうでしたか…すいません、心が小さくて…。

他にも「組織運営とはラグビーのようなもの。残念ながら自分より前を走る者は無く、後ろへ後ろへとパスを回しながら全体として前に進んでいく。」とか、沢山のエピソードがあり、ちゃんとお客様や部下を向き、ビジョンを高めながら、一つ一つ真剣に取り組んでこないと、こういうディテールは語れないだろうなと思うのである。

 

いやぁ、マネジャーに真摯さが必要だよね。

良い本でした。

 

まぁ、ご参考ということで。