積読在庫消化。
むかしどこかで、テレビ番組が視聴率で苦戦するようになると、(元のコンセプトに関係なく)ランキング・旅・グルメを扱うようになる、という話を聞いたことがある。
そういう意味で本書はランキングがないだけなので、一般日本人の興味をそそること間違いなしなのである。
先日に続きコミックエッセイ。
写実的な絵ではあるが、若干線に揺れがあるような感じが味だろうか。
ドイツ在住の夫婦二人がヨーロッパ各地を旅しながら現地の美味いものを食う、それだけの話である。
食い物の絵はカラーで見たいところだが、編集の都合上限りがあるのは致し方ない。
しかし、東海林さだおの下手な(失礼)漫画と微に入り細を穿つ文章は、それはそれで強烈だったなぁと思い起こしつつ、今時の上手でプレーンなコミックエッセイは悪くはない。
まぁでも何回も読み返したり、あれを食べにイギリスに行こう、とまではならないんだろうな。
しかし、ヨーロッパで漫画描いているだけで生活できるんだろうか…普段どんな仕事してるんだろう。
なんて余計なことを考えるのでした。
まぁ、ご参考ということで。