人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

軽くて深い本

再読シリーズ。

 

高野さんの二度目のミャンマー訪問を綴ったドキュメンタリー。

早大探検部の先輩である船戸与一氏の取材旅行アテンドである。

 

前作アヘン栽培突入ルポを上梓したことから入国禁止になるのでは、という心配もどこ吹く風。

政府指定の旅行者で予約を求められ、国の監視がつくことを覚悟したものの、実際は出鱈目で、という珍道中。

 

何週間も旅をすれば、国のスパイとも仲良くなるし、色々な国の面も見えてきて…という、軽い調子で楽しく読めるのだが、人間と社会の本質を描く深い深い本である。

だから面白いんだけどね。

 

まぁ、ご参考ということで。