再読シリーズ。
高野氏の実質的なデビュー作だろうか。
早稲田大学探検部が今後の奥地で怪獣探検を行う記録。
珍道中も珍道中。
そして怪獣を見るのもまた人間の所業という、奥の深い側面が垣間見られるのもまた良い。
全体にメンバーも作品も荒削りな感じがして、その瞬間にしか描けない鮮度のようなものがあって良い。
こんなこと書くとオジサンくさいけど。
本の最後に、参加メンバーそれぞれの振り返りや写真なんかが載っていたりするけれど、この旅を通じて人生が変わったということがよく伝わる。
そう思うと、大なり小なり旅というのはその人の人生に影響を与えるのかもね。
最後に旅行らしい旅行に行ったのは、いつかなぁ。
コンゴに怪獣探検は嫌だなぁ(笑)。
辺境への探検は高野さんの本を読むことで済ませることにしよう。
まぁ、ご参考ということで。