人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

なるほど確かに

積読在庫消化。

 

なんだろう、サブタイトルほど挑戦的な感じでもないのだが。

世にある修辞の本は、形式を解説するだけで、相手を論破するための構成を教えてくれたり、相手の論法の弱点を教えたりするものではない、という問題意識から書かれた本。

 

それを古今東西の具体例を引用しながら、一つ一つ解説していく。

そうやって眺めていくと、世論の大半は構造的に弱い議論がベースなんだな、ということはよく分かる。

 

なるほど確かにと分かるんだけれども、使えるかどうかはまた別の話で…(笑)。

相手の粗や注意点になんとなく気付けたとしても、どうかな、うまく反論できるかなと。

 

なんとなくブラジリアン柔術みたいだなぁと個人的には思ったりする。

それにしても、この本は誰がどんな目的で読むことを想定した本なのだろうか…。

 

高校とか大学の弁論部?

読んで練習して使えるようにするためなのかしら。

 

まぁ、ご参考ということで。