積読在庫消化。
多分Kindle日替わりセールで買ったんだと思う。
なんというか、当たり前に目にしている社会や日常が、違うものに見えるというか。
新たな視点を与えてくれるところが面白さだと思う。
本書は、ここ数年で起きている世界の変化、それも人類の考え方の変化を多様な形で示していく。
労働者が左翼的思想に親和性があるのは昔の話で、現代世界はもっと多様で複雑である。
所得格差の拡大や宗教観の変化、ソーシャルメディアの普及などが、複雑性を加速させる。
先日のアメリカ大統領の中間選挙があったけれども、事前の予想と異なる展開になったニュースを見た人は多いと思う。
あんな感じで、民意の予想が難しくなってきているのだ。
じゃあどうなっていくのか、というのはわからないけれど、なぜこうなっているのかという仮説は理解できる。
そういう面白さ、お好きな人は少ないかな。
まぁ、ご参考ということで。