人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

習慣を見直すという教育

社員の育成、子どもの教育。

いずれも日々試行錯誤であり、悩みは尽きない。

 

知識を伝えるのはまぁ良い。

口で伝える、文章で書く、本を読ませる、研修やワークショップに参加させる。

 

全部覚えておいてほしいが、忘れるのは仕方がない。

多分実際に使えるもの、使うもの、本人の興味のアンテナに引っかかったものだけが記憶に残っていくはず。

 

で、問題は単純な知識を超えたところ。

段取りとか、仕事の進め方とか、コミュニケーションとか、そもそも仕事に向き合う態度とか。

 

その辺をどうやって伸ばしたらいいか。

教え方がはっきりしていない難しさもあるし、出来るようになったことを計りにくい難しさもある。

 

どうしたもんかなぁと悩んでいた時に、ふと思いつく。

広く仕事力のようなスキルを向上させたい場合は、何かを習慣化してみてはどうか、と。

 

レーニングやダイエットというのは、習慣をコントロールすることだ。

短期勝負のダイエットは数キロ痩せるかもしれないが、すぐに戻る。

 

なぜなら、太るようになった習慣にメスを入れていないから、ダイエットが終わったら太る習慣に従って元に戻るのだ。

成功するダイエットというのは、少しずつでも健康的な食習慣、運動習慣を取り入れていくこと。

 

このイメージだ。

仕事上のコミュニケーションに課題があるのだったら、定例会議の冒頭のアジェンダセッティングだけでも喋るようにし、あとは上司に振る、とか。

 

期日に遅れてしまうことが多いのであれば、その2日前に終わらせるようなスケジューリングをデフォルトにする、とか。

その習慣のデザイン、導入と定着を、上司や親として支援するというのであれば、こちらもやることがはっきりしている。

 

はっきりしていれば、モヤモヤしない。

習慣を変えるのは簡単ではないが、変わるまで付き合えばいいだけだ。

 

何をしてあげたらいいんだろうとモヤモヤ試行錯誤を続けるのは、とてもフラストレーションが溜まるので。

頑張ってみましょう。

 

まぁ、ご参考ということで。