積読在庫消化。
哲学は師匠がお得意だった。
しかし、それは哲学することであって、哲学史や哲学者や思想の勉強ではなかったけれども。
本書はまぁ哲学史の話なので、一般教養の部類に入るのだろう。
詳細は深入りしないが、高校生がこの勉強しても、ただの丸暗記にしかならないんじゃないかなぁと思ったり。
やっぱり世界とどう対峙するか、なんていうのは、もう少し歳を取らないと自分ごとにならないと感じる。
そしてその問題意識は一生続くので、一生かけて学べば良いのだ。
古代ギリシャの思想が、現代に生きる人間の問いにどこまで答えてくれるかは微妙だし、近代思想にしても首を傾げるような主張が無いわけではない。
そんなこともひっくるめて教養であり、生涯かけて深めていくものだと思うんだけどね。
なんか山川の世界史とか、もう一度読み返したくなったよ。
まぁ、ご参考ということで。