人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

受け手の目線に徹する

こんな本を読む。 「ひらがな」で話す技術 作者:西任暁子 サンマーク出版 Amazon Kindle日替わりセールで目にして、レビューも高かったから買ったのだと思う。 「ひらがな」で話すってどういうこっちゃ、というのが殆どの人の第一印象だと思うし、小生もそれ…

見えないものを見る

何の気なしかこんな本を読む。 のんのんばあとオレ (コミッククリエイトコミック) 作者:水木しげる 講談社 Amazon 水木しげるの漫画なんて久しぶり。 そろそろ娘に見せられるものはないかしら、というのもあった。 実際見せたが「面白かった〜!」という一言…

問題解決ではなく問題発見

常日頃、問題解決ではなく問題発見、もしくは問題提起、アジェンダセッティング、「解決しなければならない問題は何か」ということを説いており、勢いセールで発見した本書を読む。 問題発見力を鍛える (講談社現代新書) 作者:細谷功 講談社 Amazon 細谷氏の…

やってみせ、言って聞かせて

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」 ご存知、山本五十六の言葉。 ネットで調べると続きがあるらしい。 「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」 ここまでは見たことがあったのだが、さらに続…

昭和のサラリーマン

「優秀な官僚」の在り方を探りたいなと考えたこともあり、思わずこんな本を読む。 官僚たちの夏(新潮文庫) 作者:城山 三郎 新潮社 Amazon 実際にモデルが居る官僚を題材に、1960年代の通産省を舞台にしたドラマ。 城山作品は大抵そうだと思うが、ほぼ史実…

本日の更新はお休みします。

今日はオフなので…。 書き溜めておきます。

昔の色

こんな本を読む。 AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 (光文社新書) 作者:庭田 杏珠,渡邊 英徳 光文社 Amazon Kindle日替りセールで出会った一冊。 ほぼ写真の本なので、パラパラめくって読み終わることができる。 AIがどれほど有効なのか、本の…

ビジネスへの執着

こんな本を読む。 成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 作者:レイ・A・クロック,ロバート・アンダーソン プレジデント社 Amazon なんでこれを手に取ったのか、ほんの思いつきなんだけれども。 本書を元にした映画、「ファウンダー」は観た。 「ファウンダ…

人体の不思議

二年くらい前に、スマホと連動する体組成計を買ったのである。 メーカーは中国の名も知らぬところだが、安くて便利だし、多分測定値も正確なんだろうと思っている。 色々数値は出るのだが、もっぱら体重・体脂肪率を気にしていて、二年前に購入した時から、…

薄くて不味いコーヒーには歴史がある

食品と歴史続きでこんな本を読む。 珈琲の世界史 (講談社現代新書) 作者:旦部幸博 講談社 Amazon コーヒーは好きな方だと思う。 スタバの2号店が御茶ノ水にできた時は三日と開けずに通っていたような気がする。 当時は珍しかったエスプレッソをダブルでグッ…

親知らずを抜きます

最近奥歯が沁みるようになってきたので、近所の歯医者に通うようになった。 歯医者に通うのは十年ぶりくらい。 前回は銀座で昔からやっているお婆さん先生で、歯石のクリーニングを手作業でゴリゴリやってもらったのだが、設備も古く中学生時代に通った実家…

伝統とは何か

こんな本を読む。 中華料理の文化史 (ちくま文庫) 作者:張 競 筑摩書房 Amazon 外国文化、歴史繋がりで積読に手をつける。 古代から近代まで大きな括りで中華料理の変遷を解説した本。 所々に著者個人の体験や感覚が散りばめられ、親しみやすさを感じるが、…

人間こそホラー

海外事情の延長で、Kindle日替りセールで入手したこちらを読む。 ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書) 作者:石田勇治 講談社 Amazon 第一次大戦後のドイツにおいて、ヒトラーが如何にして政権を獲り、独裁者となってあの惨事を起こしたか、詳細な文献資…

苦しいものが楽になったりはしない

ランニングの時、速いペースで走ると苦しくなってくる(当たり前だ)。 その苦しいペースの練習を重ねていかないと、速くはならない。 苦しいペースを重ね、だんだんトップスピードやタイムが向上していく。 ランニングを習慣化する前の小生は、ここまでのス…

歴史の読み方

ミャンマーの異文化に触れたので、こんな本も読む。 日本の地政学 日本が戦勝国になる方法 (扶桑社BOOKS) 作者:北野 幸伯 扶桑社 Amazon Kindle日替りセールでレビューも高かったのでポチる。 ロシア在住28年のアナリストという肩書きの人が、どういう…

鎖国が生む国際性?

ちょいとくたびれ気味なので、娯楽を求めて高野さん(さん付け(笑))の本を読む。 【カラー版】ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫) 作者:高野秀行 集英社 Amazon 高野さんの本の良いところは、バカバカしい旅行記・異文化体験でありながら、「ほー」「なるほ…

一生懸命だから面白い

娘が学校のイベントで、人前で何かやるらしい。 といっても校内放送の企画で、一分間にペットボトルの蓋を何個積めるかというチャレンジに上級生と参加するだけなのだが、それなりに緊張しているらしい。 わりとどうでもいいことで緊張するんだなと感心半分…

子育ての終わり

娘も来月で10歳。 女の子は育ちが早いと思っていたし、諸先輩方のお話を聞くに、いわゆる「子育て」らしい「子育て」は10年だろうと予測。 その間できる限りのことをしようと決めて、子育てを始めてもう10年。 やっと10年、という気もするが、それはまぁそれ…

ピークをどこに持っていくか

中年の悪あがきでトレーニングを続けている。 毎朝1時間のトレーニングとジムや合気道の稽古その他というのは、どうだろう、学生時代の部活でもそこまでやっていなかったような気がするし(ダメ野郎でした)、少なくとも身体が出来上がってからでは一番ハー…

誰のためのスポーツ

こんな本を読む。 パッション 新世界を生き抜く子どもの育て方 作者:幸野健一 徳間書店 Amazon Kindle日替りセールに登場し、レビューが猛烈高評価だったので購入。 子育てには一応真剣なつもりだしね。 サッカーを愛し、世界中でプレーし、現在サッカースク…

正しくあれ

こんな本を読む。 天狗芸術論・猫の妙術 全訳注 (講談社学術文庫) 作者:佚斎 樗山,石井 邦夫 講談社 Amazon 師匠が生前、何度か言及した「猫の妙術」。 もっと前から読んでおけよと自分にツッコミつつ、今更ながら読了。 江戸時代の武士が「談義本」という形…

高級文房具

私の尊敬するクライアントの方が、使いこなせる程の組織や事業でも無いのに、高学歴の人材や戦略コンサルタント出身者を雇って本社のスタッフとする行為を「高級文房具」と評していた。 これは本当に言い得て妙。 モンブランの万年筆だからといって字が綺麗…