こんな本を読む。
Kindle日替わりセールで目にして、レビューも高かったから買ったのだと思う。
「ひらがな」で話すってどういうこっちゃ、というのが殆どの人の第一印象だと思うし、小生もそれは同じであった。
難しいことではない。
漢字が多くなると同音異義語や難解な用語混じり、聞き手の思考が一瞬止まり、誤解したり、段々と疲れたり、集中が途切れたり、最終的には話を聞いてもらえなくなる。
なので誤解が少なくわかりやすい「ひらがな」で話しましょうね、というお話である。
同様の趣旨で、外来語・カタカナ語の多用も戒められる。
あくまでも話の聞き手、受け手にとってのわかり易さに徹するので、本書のテーマは話し方や話し手の心の開き具合にまで及ぶが、まぁそれは良いとして。
おかげさまで小生、「話がわかりにくい」というフィードバックを受けたことはないのだが、一つには小生がセッカチなので、「要するに」「一言でまとめると」という思考を反射的に行ってしまうことがあると思う。
そうやって整理しておかないと、記憶にとどめておけない頭脳の限界、というのもあるけれど。
あとは一応、話をする前に、相手はどんなバックグラウンドで、どんな説明が一番受け入れやすく、わかりやすいか、というのを考えるようにしている。
そういうことを考えなければいけないののは、たいてい偉い人と話をしなきゃいけないからで、偉い人というのは忙しい。
だから30秒で十分な説明をする必要がある。
30秒=150字だから、説明できないことは必ず発生する。
まず、言っておかなくても死なないことは割愛し、言っておかないと殺されることから順番に150字を構成する。
そして、相手の視界に捉えていることを想像し、相手にとっての優先順位の仮説を組み立て、再度優先順位を見直す。
バックグラウンドを踏まえ、業界特有の用語や事例・比喩を交えることで、わかり易さをブラッシュアップできるのであれば、そのようにする。
そんなことを偉い人に合う前の数日〜数分前からシミュレーションを繰り返し、練り上げる。
そんな感じで今日もサラリーマンをやって過ごしています。
まぁ、ご参考ということで。