中年の悪あがきでトレーニングを続けている。
毎朝1時間のトレーニングとジムや合気道の稽古その他というのは、どうだろう、学生時代の部活でもそこまでやっていなかったような気がするし(ダメ野郎でした)、少なくとも身体が出来上がってからでは一番ハードなのではなかろうか。
やったるで!と思ったのは、マイク・タイソンがエクシビジョンマッチのためにトレーニングしている、54歳のミット打ち動画を見たからだが、
まぁ、ボチボチ、だらだら動き続けてきたから、そんなやる気にもなったのだろう。
通っているジムのトレーナーも言っていたが、中年の方が根性があるらしい。
確かにそんな気がしている。
自分の得手不得手は理解しているし、辛い思いもたくさんしてきたから(笑)ちょっとやそっとではヘコタレないし、上達の方法論も理解している。
オジサンはオジサンの良さがあって、44歳の今が一番強い、という人生があっても良いと思う。
いや、55歳でも66歳でも、ピークを押し上げることは出来るはずだ。
そんな風に、楽しんで努力する人生が一番豊かで、楽しく、美しいんだと思う。
話は変わるが、娘の習い事でも、その辺りは気をつけている。
コンクールで勝利したり、大会で勝ったり、プロになることばかりが全てではない。
ピアノだったら本人が一生楽しんで弾き続けることこそがピアニストだと思うし、なんだったら死ぬ間際が一番上手い、といった人生であれば、習い事をさせた甲斐があったというもの。
「Born to run」にも、15歳からランニングの能力がピークに向かい、また落ちて15歳のレベルに戻るのは60代、みたいな記述もあった。
それが本当かどうかわからないが、ピークはまだまだ上にある。
そう信じて、悪あがきを続ける人生でありたいものである。
まぁ、ご参考ということで。