人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

魚の目、コウモリの目

積読在庫消化。

 

OODAループっていうのがありまして、アメリカ軍発祥のマネジメント手法。

類書は読んだことがあり、別の本も読んでみようとKindle日替りセールで買ったんだと思う。

 

著者は元日航パイロットで、大ベテランのご様子。

湾岸戦争時の人質救出用旅客機の操縦経験もあるようで。

 

そんな著者が長年の経験をもとにOODAループを語るという、そういう本。

著者の経験に基づくリーダーシップ論とかがちょいちょい挟まれ、正直それは要らないんじゃないかと思ったりもするが、OODAもシンプルなコンセプトなので著者の持論を抜いちゃうとカスカスになってしまうのかもしれない。

 

とはいうものの、著者の持論もなるほどと思わせるものがある。

OODAの最初のOは、Observation のOなのだが、観察にあたっては虫の目、鳥の目、魚の目、コウモリの目が必要と説く。

 

魚の目、コウモリの目ってなんやねん、なのだが、魚の目は流れを読む目、変化や時系列を抑える目であり、コウモリの目は逆さまから見る目、違う立場になって観察する目のことだそうだ。

なるほどね、霞ヶ関の官僚が「川を登れ、海を渡れ」と言われるのと同じだね。

 

虫の目、鳥の目、魚の目、コウモリの目。

どっかで使っちゃお(笑)。

 

まぁ、ご参考ということで。