人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

得意不得意ではなく知らないだけ

「私これが苦手で」という台詞は、あまり人に好感を持たれないんではないだろうか。

「苦手」というネガティブワードが与える印象もあるだろうし、厳しい仕事や躾を経た人であれば「そんな言い訳せずに努力しろよ」と心の奥でツッコミを入れるからだと思う。

 

まぁ実際、とことん努力して色々やってみたんだけど、それでも苦手・不得意、なんていう人には滅多にお目にかかることはない。

食わず嫌い、なんて言葉が端的に示しているけれども、経験したての頃の違和感や失敗を引きずって、得意になる機会が得られないまま、不得意だと思い込んでいるんじゃないか。

 

言ってみれば「得意ではないだけ」あるいは単純に「出来るようになるための知識がないだけ」。

そういう状態は結構あるんじゃないかと思う。

 

正しい知識を身につけてしまえば、実はなんということもない、という経験を小生は何度かしている。

仕事だったり、合気道だったり、それ以外だったりするけれど、残念ながら正しい知識を提示できる人が少ないのは確かなんだが…。

 

その正しい知識を伝えることができれば、意味のない得意不得意の話にならないし、不得意だなぁと思うことがあったとしても、正しい知識を身につけていないだけでは、と考えることができる。

とはいえ、他人の得意不得意は感情の問題だったりするので、知識を提供してもダメなことは多いんだけどね…。

 

まぁ、ご参考ということで。