人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ミステリは二人目が死んでから

近所の古本屋で購入。

 

いや、面白かったよ。

普通に面白かった。

 

上下巻で分かれている構成を必然とした、練り上げられた構成。

ちょっとご都合主義な感じがないわけではないけど、あっと驚く思いもよらない謎解き。

 

あ、ちなみに本書は娘のセレクト。

ピアニストと同じホロヴィッツという珍しい著者名、そして鳥の名前がタイトルにあるところがポイントで。

 

しかしミステリというのは、冒頭がなかなか読み進まない。

どいつもこいつも怪しいと思いながら、登場人物の名前とキャラクターを覚えている段階なので、ちょっとまごつく。

 

しかし、二人目が死んだあたりから一気にスピードが上がる。

謎が深まり、先を読みたいモチベーションが高まり、登場人物については一応頭に入っているから。

 

この辺が読んでいて純粋に楽しいなと。

ま、小説だから能天気に「二人目が死んでから」とか言えるわけだけど(笑)。

 

まぁ、ご参考ということで。