二手先、三手先を読むんだ、なんてアドバイスがよくある。
囲碁や将棋の世界から来た言葉だと思う
将棋のルールは知っているけれど、先読みをするほどしっかりやったことはない。
なので、「二手先、三手先を読め」と言われても、まぁそうなのかなぁと、文字面以上の理解は出来ていないのだと思う。
が、昨晩歯磨きをしている時に、なんとなく気付いたのだが、これはロジックツリーの話かもしれないなと。
素人というのは、三手先を考えようとすると、「ああして、こうして、そうなる」と、一つのゴールに向けて三手考える。
しかし現実は、「ああして」の後「こうして」に持っていけるリアクションが得られる(相手がしてくれる)とは限らない。
そうなると三手の構築がいきなり崩れる。
なので、「ああして」の後、例えば三つ展開が起こりうるなら三つの「こうして」を用意して、さらに「こうして」それぞれに三つの、計九つの「そうなる」を準備しておいて、その九つに収まれば、結果的に三手で勝ちを取れる。
ほら、ロジックツリー。
三手先を読むということは、ラリーを三回繰り返すだけじゃなくて、ラリーのたびに指数関数的に増えて行くパターンを一通り網羅しておくということなんだと思う。
だから、一つの流れを意識するだけではダメで、三の累乗とするなら九つの可能性を描かなければ三手読みはできないってことなんだろうなぁと。
奥が深いですなぁ。
まぁ、ご参考ということで。