人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

書店の未来

朝ラジオを聞いていると、地域の書店再生を手がける何某氏が出てきて・・・。

何某氏の取り組みはともかく、出版業界の動向をずっと見てきた人間として、まぁ簡単ではないわけです。

 

再販制度とかね、意義はよかったんだけれども、結局地域の出版文化を支えるという元々の目的の一つは、今まさに不可能になりつつあるし。

個人的には、小売業は消費者のニーズに真剣に向き合うから面白いのに、再販制度はそれを考えなくて良くしてしまった、という面はあると思っている。

 

そんなこんなを考慮しても、やっぱり書店業は難しい。

それなりに購入頻度が見込めても、多くの人にとって必需品じゃないし、その需要も代替品にどんどん食われている。

 

消費者のニーズが多様、そして一人ひとりの消費者のニーズも多様であるため、限られた店舗でそのニーズを網羅することができない。

低い単価、利益率。

 

よくよく考えると、ほんとAmazon向きのジャンルなんだよね・・・。

そんなことを考えると、書店の未来というのはレコードショップ、CDショップみたいな感じなんだと思う。

 

県に数点、ある程度特徴のあるジャンルによるマーチャンダイジング

そして個人オーナー経営。

 

そうなると、逆にやってみたい、行ってみたいという小売業になると思う。

まぁ、ご参考ということで。