積読在庫消化。
先日の非正規介護職員に続き。
いきなり脱線だが、本シリーズを読むのも三冊目。
いずれもその仕事の現実と、筆者の送ってきた人生が興味深いのだが、若干冗長さを感じる。
「日記」なので、某月某日と始まるエピソードの連続となり、前には進んでいくが大きなストーリーが無いので、長く感じるのかもしれない。
それはともかく、本書はそれなりの年齢に至ったケアマネジャーの日常。
なるほど、そんな仕事なのか、大変だなぁと思いつつも、本書では著者自身についての語りが非常に多いと感じた。
個人のバックグラウンドはどうでも良いから仕事の実態を、と思っているわけでも無いのだが、本書中盤あたりから著者が自認する発達障害の話と、それによる苦労話、発達障害に起因する職場でのいじめ被害やトラブル等にの話に続き、非常に痛々しい。
小生は陰湿なイジメの話や失敗談などを本で読もうとは思わないタイプなので、途中でやめようかとも思ったのだが。
そんな感じで、自分語り多めで痛々しくもあるが、日本の社会を支えてくれる人たちの日常が垣間見られ、感謝と尊敬の念しかない。
ほんと、詳細が抱える困難など(あんまりないけど)、取るに足らない。
元気で社会に貢献出来ているのだから、こんなに素晴らしいことはないと思わされるのであった。
まぁ、ご参考ということで。